説明
粘土石灰質で粘土の層が薄く石灰の層が厚い土壌構成。樹齢約26年。全房プレスで軽くデブルバージュの後500Lの樽で発酵後、澱引きせずに樽で12ヶ月、更にタンクで6ヶ月の熟成。やや濃い黄色。洋梨やリンゴの蜜、蜂蜜などの芳醇な香りに柑橘系の爽やかな香りが混ざり合います。これまで弊社でリリースしたシャルドネ・レ・ブリュレの中では一番ブリュレという名前がふさわしい印象を受けます。香りには完熟した果実や爽やかな柑橘の香りなどが感じられますが、口に含むとそれに加えバニラを使ったカスタードのような風味が果実に溶けこむように広がり、円みや膨らみを感じさせます。
淡いカスタードの風味に柑橘やリンゴなどのコンフィチュールなどを乗せたような風味に、柑橘を想わせるキリッとしめてくれるような酸があることで、熟した果実の風味や膨らみのある味わいもスッキリとした印象に感じさせてくれます。冷えた温度帯ですと酸を感じるフレッシュな印象で、温度が上がるとともに完熟した果実味など、ゆっくりと1杯1杯をお楽しみ頂けると思います。外気の温度や雰囲気などで使い分けて頂くのもお勧めです。
ドメーヌ・サン・ピエールについて
ファブリス・ドダンは、アルボワの美しい小さな町、マトネ(アルボワの東側に位置)で生まれました。葡萄栽培やワイン醸造に関係する家柄ではありませんでしたが、ドメーヌ・ド・サン・ピエール前当主のフィリップ・モンクと知り合い、醸造所の社員として働き始めました。フィリップの畑は有機栽培ではありませんでしたが、健康的なワインを造るためファブリスが2002年より有機およびバイオダイナミック農法へ切り替え、より一層ナチュラルなワイン造りを目指しておりましたが、フィリップが亡くなった2012年にファブリスがドメーヌを買い取り引き継ぐと事となり、現在に至っております。ドメーヌ・サンピエールの畑は95%がアペラシオン・アルボワにあり、非常に風通しが良くミネラル感に富むワインを産み出します。その他にコート・ド・ジュラ、そしてワインに重みを与えてくれる粘土質泥灰岩の土壌が特徴的なPupillonの丘の上にも小さな区画を所有し、ピノ・ノワール、プールサール、シャルドネ、サヴァニャンを栽培しています。
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