ナダ /クリスタル 2018

商品名 クリスタル 2018
原語表記 Crystal
ワイナリー/生産者 ナダ/ラファエル・ベサ・ド・シャストゥネ
タイプ 赤(赤白ミックス)
生産地域 ルーション/ フランス
ブドウ品種 マカブー、シラー、ミュスカ
アルコール度数 12.5%
サイズ 750ml
 

¥4,620 税込

在庫切れ

説明

優しい甘みと、それを引き締めるバランスの良い酸味。ルーションのミネラルがほろ苦さも加えてくれる、フレッシュなロゼ。

フィーユ・ソヴァージュを2018年は造らなかったため、ミュスカを少し加えた。マカブーは全房で1日スキンコンタクト、シラーは全房セミカルボニック 3日間。2018年12月ブレンド。ステンレスタンクで寝かせ、6月瓶詰め。

ナダについて

古くはゴビー、最近でいうとジャン・フィリップ・パディエなどを輩出している、小さいながらも、超ビッグネームが軒を連ねるカルス村からさらなる未来を背負った大型新人到来。ラファエル・ベサ・ド・シャストゥネは2014年から本格的にワイン造りを始めた34歳。
ペルピニャンで生まれ育ったラファエル。祖父母の代からカルスとエスタジェルの間の小さな谷間に邸宅(マス)を持ち、
その周辺に畑を持ち、ワインを造ってきた。
ラファエルの父もワインビジネスで自分でもワインを造り、ネゴシアンでもあった。小さい時からワインや畑を触れて育ったため自分の血にはワインが刻まれていると自覚。

父は自身が工業的なワイン造りしかしていなかったからか、ラファエルが若い頃からワインの世界はお薦めしないと主張していた。ただ、実際、お父さんは自然派ワインにも詳しく、ラファエルは昔からガヌヴァなど名だたる自然派の巨匠のワインには慣れ親しんでいたという。

一方、ラファエル自身は地に根ざして、ワイン造りをしたい気持ちは明確に持っていたが、他の世界も見てみよう、と、14~25歳くらいまでグラフィティペインターとして色んな場所を旅し、文化や様々な考え方に触れた。そして、23~28歳まではパリのアップルで働いたりもしていた。

様々な経験を重ねれば重ねるほど、地元に戻り、畑仕事をし、物作り=ワインを造りたい!という気持ちが強くなり、2014年にカルスに戻る。

その頃、父のネゴシアンのビジネスは立ち行かなくなっていた。そんなある日、父がラファエルが生まれた時に植えた丘の斜面のジェドネ・ペル(ぶどうの品種、グルナッシュ・ペルとも呼ばれる)の畑を見せてくれた時、これだ!この美しい地を守りたい、風景を映し出すワインを造りたい!と決意。放置されていた畑を復活させ、ワイン造りを始めたのだ。

最初の1年はジャン・フィリップ・パディエのところで学びながら、2014年、2015年はカルスにある祖母の物置用の家の一角でワイン造り。ゼロからのスタート。機械も何もない。先述のジェドネ・ペルの畑、ピヨッシュとタンク1つのみ。ここからのスタート。みんなにクレイジーだと言われた。

NADAとは何もない。何もないところにこそ全てがある。そう思うことにしているという。

2016年からは、もう少しだけ良い環境、エスタジェルにある祖母の家の倉庫を貸してもらってワイン造りをしている。

畑・土壌
現在トータルで7ha所有するラファエルの畑は2エリアに分かれている。
1つ目は、ルーションに流れる3つの川、Agly (アグリ)川(北)、テ川(真ん中)、ル・テッシュ川(南)があり、彼の拠点であるカルスはアグリ川沿いの谷間を西に進むとある。その、さらに奥にあるのがエスタジェル村。アグリ川沿いの谷間に点在する小さな区画たちはLes Coumes(レ・クーム)と呼ばれている。海により近いため、湿度も他の地域より高め。石灰を含む粘土質あり平均樹50〜60年。

そして2つ目は祖父母からの邸宅の周囲にある畑の一部。(それ以外はいとこや親戚が工業ワイン用に使っている。)平均樹齢30年。こちらはシスト。
ジェドネ・ペルやグルナッシュ、シラーが栽培されている。

このエリアは北にコルビエールの山々があり、南にピレネー山脈の一部カニグ山(3000m級)と、山に囲まれている。)(ラファエル曰く、カニグ山はピレネー山脈の一部だけど、独立した形で高い山が聳えていて、「カタルーニャの富士山的存在」。これはフラール・ルージュのジャン・フランソワも同様のコメントを寄せています。)

コルビエールの山は石灰質、粘土、カニグ山はシスト土壌で、畑によってどちらかの土壌や混ざった土壌など多様な土壌が広がる。丘陵地のため、緩やかな斜面や様々な向きもある。北・西・南と山で、東は海、とミクロクリマが豊かな地。

ワイン造り
栽培は、ビオディナミ。トクサ、イラクサを煎じて散布。今までは1人で全部やってきたからできることをやってきた。今はナイロン樹脂タンクとステンレスタンクのみでワインを造っているが、少し金銭的に余裕が出てきたら古フードルを使ってワイン造りをしてみたいとのこと。

『ワイン造りは他でもない、自分のためにしている。人が欲しがるワインではなく、自分が好きな、理想とするスタイル、自然の恵みそのものを映し出せるクリエイティブさと繊細な感覚を持って表現したいと考えている!』

インポーター資料より

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