マトゥネイ/バガルド 2018

商品名 バガルド 2018
原語表記 Bagardo
ワイナリー/生産者 マトゥネイ
タイプ
生産地域 ピエモンテ/イタリア
ブドウ品種 ネッビオーロ 100%
アルコール度数 14%
サイズ 750ml

¥3,740 税込

在庫切れ

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説明

醸造:手摘みで収穫したブドウを完全に除梗して、ステンレスタンクで野生酵母のみで自発的に発酵させる。SO2 や酵素、培養酵母、酒石酸、濃縮物、矯正剤、安定剤、その他の醸造添加物は一切付け加えずに醸造する。果皮浸漬の期間は 2 週間前後。この
間、1 日 1 回の櫂入れを行う。ポンピングオーバーは行わない。アルコール発酵終了後、大樽 1/2、ステンレスタンク 1/2 でマロラクティック発酵と熟成。収穫翌年の 8 月に無清澄・ノン・フィルター、SO2 無添加で瓶詰め。
2018 ヴィンテージの生産量は 3,940本。2020年10月末時点の SO2 トータルは 14mg/l。味わい:淡いガーネットの色合い。チェリーやクランベリー、スミレやバラの香り。赤い果実やサワーチェリー、花、ハーブを思わせる豊かな味わいが広がる。フィニッシュに心地良いタンニンが感じられる。
バガルドとはジェノヴァの方言で「大胆な少年」を意味します。バガルドは 12 歳かもう少し上でチャレンジすることが大好きな少年です。ズボンのポケットに帽子と豆鉄砲を入れて、トウモロコシ畑に横たわって空を流れる雲を見ています。問題がある子ですが、好奇心が強く、物怖じしない子です。

マトゥネイ について

マトゥネイは 2015 年に誕生した小さなファーム(農園)です。アルベルト・ブリニョーロと妻のカルラは、四季の移ろいの中で仕事と人間が密接に絡み合っていた古来の仕事を通して、現代人が忘れてしまった人生の瞬間を取り戻しながら、持続可能な農業の新しい形態を再発見したいという想いから、それまでしていた仕事を辞めて、人口 100 人に満たない小さな村アルフィアーノ・ナッタに移住し、カルドナの丘の耕作放棄地と古いブドウ畑を引き継いで農業を始めました。

二人が暮らす地方では、30 年前にランゲ地方で起こったような新しい世代のブドウ栽培家によって変革が起こっています。地元のナチュラルワインの造り手達に触発されて、二人も地場のローカル品種を栽培して、ナチュラルワインを造り始めました。栽培はビオディナミの手法を取り入れたビオロジックで、醸造面でも添加物は一切使わずに、野生酵母で発酵を行っています。マトゥネイのワインは、初ヴィンテージからまだ数年にも関わらず、非常にコストパフォーマンスが高く、彼らの情熱が伝わってくるナチュラルワインです。

マトゥネイ ~アルベルトとカルラの物語

ブドウの他に、オリーヴオイルや古代小麦やライ麦などを栽培しています。Alberto Brignolo アルベルト・ブリニョーロと妻の Carla カルラは、四季の移ろいの中で仕事と人間が密接に絡み合っていた古来の仕事を通して、現代人が忘れてしまった人生の瞬間を取り戻しながら、持続可能な農業の新しい形態を再発見したいという想いから、それまでしていた仕事を辞めて、人口 100 人に満たない小さな村 Alfiano Natta アルフィアーノ・ナッタのカルドナの丘の耕作放棄地と古いブドウ畑を引き継いで、アジエンダ・アグリコーラ・マトゥネイを設立しました。
2015 年にこの農園を設立する前、アルベルトは農業コンサルタントの会社に勤めていて、地元の幾つかの農場のコンサルタントや財務を担当していました。妻のカルラは、途上国の国々での開発プロジェクトを支援するトリノの非営利団体で働いていました。主にコミュニケーションやグラフィックス、募金活動、イベント活動などを担当していました。
日本でも若者の農村から都会への流出や農業を継ぐ若者の数が減少していることが社会問題になっていますが、アルベルトとカルラは、若者達が活躍できる明るい未来が農業にもあるんだということ、そして「農業って楽しい!」って感じてもらいたいと思い、地元の複数の農家と一緒に農業ネットワークを作りました。そして、ワインやエクストラ・ヴァージン・オリーブオイル、古代小麦、ライ麦などを生産・直売しています。また、子供や青少年のために、昔の農村の文化や仕事を再発見するための教育ワークショップや郷土料理の教室、試食会などを開催しています。

マトゥネイとはピエモンテの方言で「少年」を意味します。これは、地元で農業で働く若者を年配者が愛情を込めて呼ぶ時に使われる表現です。アルベルトとカルラはこの村に来た時に、地元の文化や歴史、農業、畑のことについて知るために、地元の年配者達を尋ねて回りました。ほどなく彼らはアルベルトとカルラを愛情を込めて「マトゥネイ」と呼ぶようになったのです。この名前は、若い世代を示す言葉ではあると同時に年長者とも繋がった言葉であること。また、先人達と交流して過去の経験や歴史から学ぶことを知っている若い世代という意味も込められているということ。そして、新しい考えと同じくらいルーツも大切であるこということ。このようなことから、二人は農場の名前を「マトゥネイ」と命名したのです。
二人がワイン造りを始めたのは、数多くの偶然(あるいは今となっては運命であったのかもしれません)が重なったからでした。そもそもアルベルトはワインの世界で働こうとは全く思っていませんでした。なぜなら、農業コンサルタントの会社で働いていた時、ワインの世界が化学薬品まみれであること、そして、ワインが自然の産物ではなく、錬金術師の産物になってしまっていることに気付いたからです。ところが 2013 年に地元に引っ越して来て購入した自宅の隣に、偶然ナチュラルワイン造りをしている生産者の醸造所があったのです。彼は薬剤師でしたが、情熱が高じてナチュラルな方法でブドウを醸造していたのです。アルベルトとカルラが地元で初めて交流を持ったのが彼だったのです。

彼は化学薬品は一切使わず、地場の自然の生態系を守り、何よりもブドウの質を最重要視して、農作業を尊重しながら働いていました。良質なワイン造るためにはブドウの質が最も大切なことは明白です。しかし、イタリアでも買い取りブドウの価格は生産コストに対して十分なものでありません。このため、多くのブドウ栽培農家が低品質のブドウを大量に売却しています。これらのブドウは、質の低さを補うために大量の化学薬品を添加して醸造されています。貧しい農業政策による悪循環と言えます。とても残念なことです。しかし、夫妻はこの隣人を通して、地元の他のナチュラルワイン造り手達とも知り合い、彼らから多くのことを学びました。そして、このモンフェッラート地方では、30 年前にランゲ地方で起こったような新しい世代のブドウ栽培家が物事を変え始め、自分でワインを造り、畑のテロワールを表現するワイン造りをしていること。素晴らしいワインが生まれ、忘れられていたブドウ品種が再発見されていることを知ったのです。ブドウとワイン、そしてその伝統には真の可能性があること。ワインとは、地元のテロワールと文化、そして地元の人々について、世界中の人とコミュニケーションする最良の手段の 1 つであることを認識したのです。
そこからは、勉強と情熱が一緒になりました。ゼロからブドウ栽培とナチュラルワイン造りを始めることは非常に厳しいものでしたが、アルベルトとカルラは、偏見は持たず、好奇心に満ち溢れた「純粋な子供の目」でワインの世界に飛び込みました。そして、ナチュラルワインを造る地元の友人達から学びながら、ナチュラルワイン造りをしています。

畑と栽培について

マトゥネイのブドウ畑は、アルフィアーノ・ナッタ村にあります。栽培面積は約 3ha で地質は粘土石灰岩。5 つの異なる区画に分かれています。地場品種のグリニョリーノとフレイザ、バルベーラ、ネッビオーロを栽培しています。栽培はビオロジックで合成化学物質や除草剤などは一切使用しません。ビオディナミの手法も取り入れており、将来的にはビオディナミへの移行する計画です。畑作業は全て手作業で、四季と自然のリズムに応じて行われています。醸造は、添加物は一切使わずに野生酵母で発酵を行います。マトゥネイのワインは、畑と醸造所における細心の注意を払った仕事と、ワイン造りへの情熱の結晶です。それぞれのワインについて、ストーリーを伝えることができる名前を付け、エチケットのデザインは、アーティストによるものです。マトゥネイの畑とワインは、Suolo e Salute「土と健康」を意味する、農産物加工と環境保護の管理運営及び認定を行うイタリアの組織によってビオの認証を受けています。
また、マトゥネイでは 2016 年から考えを同じくする同じ村の造り手クレアルトとともに、協同組合「Terre Vive テッレ・ヴィヴェ」を創設しました。共同プロジェクトとして、昔の仕事や地場のロ-カル品種、テロワールなどについて学び、地元の古い工芸品や領地、土地固有のブドウを広く伝える活動をしてきました。各自の畑で栽培されたブドウの一部を持ち寄って、共同組合「ヴィノ・ディ・トゥッティ」のブランド名でワインを醸造・販売していました。しかし、2021 年からはドメーヌのワイン造りに専心するためグループから退会しました。

インポーター資料より 

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