説明
外観は、ミラン流シャンパーニュのような輝き!泡は消えるのが早目ですが、スティルのワインとしても素晴らしいです。
香りは、すももの種の近く、⻘梅のシロップ漬け、ミネラル、食欲をそそるとてもよい香り、味わいは、クリアで、これまでのヴィンテージにあったイースティーさは少なく、
透明だがエキスたっぷりな果実、特にミュスカ感が表にでています。エナジーはそのままでクリーンになった驚きのデンジャー。
「クリーンな、エレクトリックなワインを目指して初めてデゴルジェしました。2021年は、このビリビリくるようなバイブスを持ったワインの新境地を開いたと感じています。もはやペット・ナットとは呼べないレベルの仕上がりです。以前より緻密でエレガントで、他の上級キュヴェと同じレベルの集中力で造ったので、これまで以上に職人の技と精度を感じていただけると自負しています。」
9月16,17日に全てのブドウを手摘みで同時収穫し、優しく直接搾汁し、ステンレスタンクで発酵開始。2022年1月に残糖10g/lでスパークリング用の瓶に王冠で瓶詰め。一次発酵を瓶内で終わらせる。
2022年5月デゴルジュマンを行う。亜硫酸添加なし。
ミラン・ネスタレッツについて
ミラン・ネスタレッツのワイナリーは、オーストリア国境から15kmのチェコ共和國南東部の南モラヴィア地方Velké Bíloviceにあります。ミランは2代目で、彼の父は以前ドイツのワイナリーで働いていましたが、2001年に故郷であるモラヴィアに戻ってワイナリーを始めました。当時ミランは13歳で、それから彼のワイン人生が始まっています。2003年15歳の時に初めてワインを作り、高校・大学での一般的なワイン教育ではナチュラルワインが造りたい彼にとっては楽なものではありませんでしたが、自分でトライ&エラーを重ねながら学び、2020年で18回目の収穫を迎えます。
ワイン畑は合計12haで、オーガニック農法で管理され、合成の殺菌剤や除草剤などは完全に排除されています。
葡萄樹を優しい方法で育てることにより、最良な結果をもたらせてくれると信じています。ワインはチェコ共和國のモラヴィア地方で育つ典型的な葡萄のピュアな表現で、テロワールやミラン自身の視点を描写するとともにミランたちの情熱や熱意や直感がつまっています。
セラーでのワインはすべて自然に発酵し、ほとんどがオークまたはアカシアの樽で醸造されます。2015年ヴィンテージから、畑での選果をより厳しく行い、より短い期間のスキンコンタクトで、偉大なエレガンスを得る試みを行うミニマルなエチケットのシリーズ(すべてスキンコンタクト)が始まりました。2017ヴィンテージでのポップなラベルによる単一品種カジュアルシリーズがリリース。2017年ヴィンテージからミニマルエチケットシリーズは、複数品種での表現になり、より短い期間のスキンコンタクトでさらなるミラン流エレガンスを目指したワインとなっています。
現在、世界で注目され、世界を響す生産者となったミランですが、マイペースに素晴らしいワインを造り続けています。
「2021年は私の記憶する限りでは最も遅い収穫でしたが、最後に大きな驚きがありました。春が寒かったために芽吹きが通常より2週間遅く、ブドウ樹の成⻑が季節に追いつけないほどの遅れになってしまいました。さらに年間を通して降雨量が多く、菌類による病害のリスクが⻑く続きました。8月の終わりになっても果実に成熟の兆候は見られず、総酸は15g/lもあり、糖分はほとんどありませんでした。と
ころが9月中旬になると天候は突然180度変わり、10月末まで太陽が照りつけました。通常、私たちの畑では、すべてのブドウがほぼ同じ時期に熟すので、一気呵成に収穫します。しかし2021年は徐々に成熟が進んだため、収穫する房がなくて焦った日もありました。その反面、一房ずつ完璧に熟度を上げる時間がありました。結果、特に晩生品種において、エクセレント・ヴィンテージと呼べるレベルの
果実を得ることができました。(ミラン・ネスタレッツ)」
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