説明
約10年の熟成により培われた果実の風味、やや舌に残る葡萄の果皮のような微細なタンニン、加えて複雑な風味やだしのような旨味が感じられ、如何に醸造当時はタンニンも果実の風味もしっかりとしたワインだったことが容易に想像できると思います。長い熟成を経て瑞々しささえ感じる繊細で軽やかな口当たり、ほどよく舌先に残る優しい甘みと深みのある果実感、ピンと張りのある酸が感じられ、徐々に旨味が溢れ出してくるように果実の風味と絡み合い、奥行きのある深い味わいが後を引く魅力的な仕上がりです。
ラ・クーレ・ダンブロジアについて
グリオットのワインを飲んでこの道に進んだ ジャン-フランソワ シェネは、「農民であることに誇りをもてる仕事をする」、その想いを胸に抱き自然環境とワインを飲んでくれる愛好家を尊重した農業に取り組むことを決め、化学物質に頼ることなく土と対話を重ねそれを育み、自然かつ健全なブドウを完熟した状態で収穫することに注力してきました。また、醸造者としては「決してワインを触りすぎることなくありのままに造ること」を旨とし、酵母や亜硫酸はもちろん酵素もビタミン剤も決して加えず、成り行きのままに醸造します。強い個性を有するが故に、リリースするまで長い年月を待って良い状態にしたにも関わらずその品質を否定され、父親から譲り受けた畑の一部を売却して資金繰りに充てざるを得ない状況に陥り自分の仕事に対して悩んだこともありましたが、尊敬する生産者からの助言や励ましを得て現在に至っております。
彼が造るワインは、自身に強い影響を与えたグリオットのそれに劣らぬ無限のポテンシャルを秘めており、彼がこの土地で造るからこそできる唯一無二のものだと述べても過言ではないでしょう。
(インポーター資料より)
レビュー
レビューはまだありません。