説明
エツィオ チェッルーティは本当にチャーミングで、素晴らしいバランス感覚の持ち主。チェッルーティを代表するワインである天日干しモスカートで造るパッシート、ソルの生産量は6ヘクタールの畑から年間6000本程度(375ml)。造ろうと思えばもっと造れるのですが、ソルのためのブドウ以外は全て協同組合に二束三文で売ってしまっていたのでした。しかし彼自身の欲求と周りからのお勧めもあり、数年前から一部のブドウを売らずに辛口のモスカートを造っています。
Fol=フォル、ピエモンテの言葉で変人奇人を意味し、モスカート ダスティ用のモスカートの一大産地で辛口のワインを造ってしまっている自分自身を揶揄した名前。軽快だけど単純過ぎない…書くのは簡単ですが、モスカートのようなアロマティックな品種だとこれが難しい。モストだけでステンレスタンクでの醗酵、皮ごとの醗酵など、色々試した結果、エツィオが導き出した答えは、モストを大樽で醗酵熟成させるというもの。そして醗酵が完全に終わったフォルに醗酵中のソルのモストを加えてボトリングし2次醗酵を促したワイン、Ri-Fol=リ-フォル、riはイタリア語で“再び”を意味し、2次醗酵を指しています。
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