ルスティコーネ 2014/16 / レ・コステ

商品名 ルスティコーネ 2014/16
原語表記 Rusticone
ワイナリー/生産者 レ・コステ / ジャンマルコ・アントヌーツィ
タイプ 軽赤
生産地域 ラツィオ/ イタリア
ブドウ品種 サンジョヴェーゼ、 モテプルチアノ
アルコール度数 12%
サイズ 750ml
 

¥3,024 税込

在庫切れ

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説明

またもや新しいワインができてしまいました、、。昨年リリースした、リトロッツォビアンコのスピンオフとなったリパッツォ。醗酵がうまく進まず揮発酸の上がってしまったリトロッツォに「翌年の収穫したヴィナッチャを加えて再醗酵させる」、という奇抜なアイデア!しかし、ブドウ以外何も加えないというレコステのフィロソフィに従い、素晴らしい飲み心地と楽しさをもったリパッツォ。「リトロッツォのような、ヴィンテージの表現とは無縁の【楽しむためのワイン】にとって、年の違いやブドウ品種を意識しないで、味わいを優先した考え方も間違いではないんじゃないだろうか?」この時点で、ジャンマルコには今までとは少し違ったアイデアやイメージが溢れていたようです!

2014は一部の地域を除き、イタリア全土で冷涼かつ雨が多い日照が乏しいヴィンテージでした。レコステの畑においては、貴腐の恩恵や繊細さを持った素晴らしい収穫ではあったものの、その収穫量は例年の半分程度という結果に、、、。その「十分な成熟が見られないブドウ」、醸造はしたものの、ブドウの個性や表現の乏しさから、この時点ではボトリングを考えられずカンティーナに残っておりました。そして2016も同様に冷涼な年、同じように選別しCruや高樹齢の畑から収穫した見合わないブドウ、どちらも果実や個性など偉大さは感じられないけれど、どちらにも共通したイメージである「素朴で純粋なブドウの味わい」。ヴィンテージの個性を表現することがすべてではなく、2つのブドウ、2つのヴィンテージから感じる共通したイメージを表現したワインとなります。こうしてボトリングされたルスティコーネ。その味わいの軽さと、飲み心地の素晴らしさは驚愕させられてしまいます!ヴィンテージでも、ブドウでもない造り手自身のイメージを表現したワイン。ジャンマルコ曰く、食事と合わせるというより、昼と夜の間、おやつと一緒に飲めるワイン、とのことです!赤とは思えない素晴らしい飲み心地をもったワインです。

レ・コステについて

ジャンマルコ・アントヌーツィ、彼ほど合理的、かつ感性的な造り手に出会ったことはあっただろうか。ヴァレンティーニやシュレール、、、愛する造り手のワインを飲むうちに、自らワインを造りの道を選んだジャンマルコ。多くのワイナリーでの経験、そして祖父より受け継いだグラードリでのブドウ栽培、それぞれ全くの無関係のようですべては彼の計画した通り。そう感じさせてくれる説得力を持っている。そして、それだけでは終わらない彼の情熱。畑での挑戦はもちろん、醸造においても全くの妥協は守りはない。だからこそ、「いつも想像の斜め上をゆく」彼のワインには造り手から飲み手へ、多くのメッセージが詰まっている。

ラツィオ北部、ヴィテルボ近郊カルデラ型の湖ラーゴ ディ ボルセーナの畔。周辺の土壌は火山礫、凝灰岩、顆粒状の石が積み重なり形成されている。砂質、火山性の堆積物、特に鉄分が多く、石灰質と共にブドウに特徴的なミネラルを与えている。標高は350m~450mの間に位置し、祖父の畑や周囲の小さな放棄地を寄せ集めた2ha(樹齢が非常に高い)と、2004年に彼が手に入れた3haの土地「LeCoste」。畑では農薬はもちろん、堆肥なども一切使わない農法を徹底。畑ではブドウ樹だけを栽培するのではなく、自家消費用に野菜やオリーブ(一部は販売用にも生産)、果実を混植。単一的な環境ではない、より多様性のある畑、自然環境に近づける努力を惜しまない。これは彼の妥協しない部分、効率性も悪ければリスクも非常に高い、しかしこのスタイルを貫くため過酷な畑仕事は一切惜しまない。2006年より収穫・醸造を開始。一般的に考えれば樹齢の古いブドウ樹のほうが、良質なブドウができる。しかし、必ずしもそうとは限らないことを証明したのがこの「Le Coste」の畑、植樹から手入れまで、一切の妥協なく≪最高のブドウ≫を収穫するために植樹された畑では、10年に満たない樹齢でありながら、高樹齢の畑以上の良質なブドウを付けるという事実。年齢ではなく本質ともいえる結果によって、大きく進化し始めたジャンマルコ。

レ・コステのフィロソフィともいえる、醸造からボトリングに至るまで、一切の薬品類、温度管理、清澄、ろ過を行わないワイン造り。細かく分かれた畑から収穫されるブドウはそれぞれ、果実の密度、味わいの構成、いわゆるテロワール(土地)のキャラクターが違う。その違いを最大限に表現して造るため、ベース的なワインを除き、Cruごとに造られている。ポテンシャルを秘めたブドウには最大限の追求(挑戦)を、また、日地上的に飲まれるワインには、日々の心地よさ、愉しみを持ったワイン。多様な中にもはっきりと個性を秘めたワイン。そしてすべてに共通しているのは、「異常なほどの飲み心地」。自由さを持ちながらも、ゆるぎない覚悟を持ち、挑戦をし続ける最高の造り手。

 

 

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