説明
明るいパープルガーネットの外観から、プラムやブラックベリーの香り、優しいアタックにタンニンと果実味が綺麗に纏まり、酸味も良き旨味に変化していく仕上がりです。
シェール河流域のテゼ村で粘土石灰岩・泥土・シレックスから成る区画グランドピエスで育つガメイを80%除梗しグラスファイバータンクで醸しプレス・発酵後、古樽で10 ヶ月マロラクティック発酵・熟成しました。
9月上旬収穫/ 80%除梗 30hlのグラスファイバータンクで15日間醸し、垂直式圧搾 50hlのグラスファイバータンクで7日間発酵 350Lと225Lの古樽で10 ヶ月間マロラクティック発酵・シュールリー熟成
無濾過・無清澄/瓶詰め:2019年7月24日
レ ジャルダン ド テゼィについて
私がワインを造っているPouiile(プイエ)という村の対岸にThesse(テゼ)という村があります。 同じAOC Touraineですが、Cher河を挟んで北がテゼ村・南が私のプイエ村、近いのにやっ ぱり気候・土壌が違います。そこにビオディナミ実践者としてMichel Augeと同じくパイオニア だったBruno Allion氏という生産者がおります。ブドウ畑は勿論、その他の野菜や果物も無 農薬に拘り続け、この辺では知らない人はいない程の有名人です。Domaine des Bois Lucasは2002年と2003年、このブルノの醸造所を借りてワイン造りをしました。お陰様で 2004年からはChene Gauthierという場所に醸造所を見つける事が出来たので、ずっとそこ で造っていましたが、ブルノの醸造所は私には忘れられない思い出が沢山詰まった所なので す。
そのビオディナミの大先輩のブルノがリタイヤに伴いワイン造りを辞める事を決めました。地 元では、あの素晴らしい畑を誰が買うのだろうか?という話題で持ちきり。とっても良い状態 ですから誰でも欲しがります。でもブルノが納得した人だけが引き継ぐ事が出来るのです。そ の矢が当たったのは何とフランス人ではありません。カナダ人とフランス人のカップルです。
ご主人のPaul Andre Risseポール・アンドレ・リス氏は1976 年、ストラスブールに生まれたフランス人。パリの大学院を卒業した後、カナダの大学院に留学します。5年半カナダに住みましたが、そこで奥様と出 会います。彼女はカナダのケベック生まれ、大都会に生まれましたがワイン造りをしたくて、2012年フランス・モンペリエ大学で醸造学を学びます。2014 年イタリアのピエモンテでワインの勉強をしてマスターを取得。2015年カナダに戻りワイナリーに勤めました。その時に2人は出会います。2人は一緒にワ インを造る事を決意、フランスに出発、2016年ボルドーのシャトーパルメで4月から9月まで働きました。
しかしフランスでナチュラルワインに出会い、や はりナチュラルワインを造りたい!と2016年の秋に2人はANJOUのMarc Angeliの所で収穫を手伝いました。Marc にロワールでワインを造りたいと相 談したところ、ブルノを紹介され、2017年2人はブルノの所を手伝います。ブルノも彼らを認め、彼らに20年以上ビオディナミで大切に守ってきた畑を委 ねる事を決意。こうやって同じ魂を持った人にバトンタッチをしたのです。
(インポーター資料より)
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