説明
ボージョレに現る天才、ワイン造りに生涯をかけるロミュアルド・ヴァロはボルドー液すら散布しない自然派志向の造り手です。低収量のガメイを木樽で9 ヶ月発酵・熟成しSO2無添加で瓶詰めしました。パープルを帯びたレッドの色調から、カツオ梅やフランボワーズの香り、厚めのアタックに溶け込む細かいタンニン、ポテンシャルと豊かな飲み応えを感じます。
グレープフルーツアロマを散布した畑のブドウを木樽で9 ヶ月発酵・熟成。無濾過・無清澄。瓶詰め:2019年6月
ロミュアルド・ヴァロ について
ほとんど試飲会にも参加せずにワイン造りに没頭するロミュアルド。狭い山道を登った先にある小さな古びた醸造所で、驚くほどピュアでエレガンスな、素晴らしいワインを造っています。ロミュアルドはお茶目でとっても陽気な人柄で、スケールの大きさを感じさせる彼のワインとのギャップが何となく面白いです。
もともとはシャンボール・ミュジニーのドメーヌでワイン造りの仕事をしていて、ブルゴーニュに馴染みが深く、現在もコード・ド・ボーヌのラドワ村に彼の小さな畑を持っています。ブルゴーニュのテロワールを深く知った上でボジョレーでワイン造りを始めた彼のワインは、ボジョレー・ヴィラージュ、シェナ、コート・ド・ブルリィ、それぞれのキュヴェが、それぞれのアペラシオンのテロワールをしっかりと反映しています。
こんなにもピュアにテロワールを感じさせるワインはどう造るのか彼にたずねると、畑仕事においてボルドー液を撒かず、何一つ化学物質の付着してないブドウを育て収穫し、自然のままに発酵させることだと教えてくれました。言葉にすると簡単ですが、ボルドー液すら撒かない栽培は当然のごとく彼の収穫量を激減させました。しかし収穫したブドウは健全で、発酵は円滑に進み、液体はとてもピュアでエレガンス。奥に土壌のテロワールをしっかり感じさせてくれます。
シンプルに聞こえるワイン造り、しかし大きなハートと忍耐を持っていなければできないワイン造りです。その大きな 壁を超えて完成した彼のワインをぜひ味わってみてください。ロミュアルドのような曇りのない笑顔になるはずです。
(インポーター資料より)
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