説明
樹齢8年の若樹からとれるブドウを8日間のスキンコンタクト、ファイバーグラスとステンレスタンクで2週間の自然発酵。厳しい冬を越え、春になるとそのまま自然に乳酸発酵が進む。亜硫酸無添加。
ポデーレ・オルト について
ラツィオ最大の湖、ボルセナ湖よりさらに20km北上、色濃く自然が残る山道を進み、丁度ラツィオ・トスカーナ・ウンブリアの州境が交わる所にある小さな集落、トレヴィナーノ。2009年よりこの地での生活を開始したジュリアーノとシモーナのカンティーナ。海抜600~650mのところにある谷の上の村。北からはモンテアミアータの山風、南からはボルセナ湖から吹き上がる湿った空気を帯びた風が絶えず吹き続ける土地。冬の寒さは非常に厳しく、3月まで雪が残り、年によっては2~3週間家から出られない程の積雪がある。出来るブドウは、酸とミネラルが極めて強く、素晴らしい余韻の深い味わいに仕上がる。現在所有する農園は、自宅と同じ区画にある約1haのブドウ畑のみ。ブドウ樹は、いずれも彼らが植樹した若木。畑では農薬や化学肥料は一切使用せず、銅と硫黄もほとんど使わない。畝間の緑はなるべく高く伸ばし、上部のみを切り落とす。土を掘り起こしたり、掻き込んだりするのではなく、自然に土に返すゆっくりとしたサイクルで緑肥とする。土壌は白い砂と石、やや大き目な石灰岩には貝の化石も見られる。醸造は自然酵母のみで発酵を行う。白はステンレスタンクにて、すぐ絞ってゆっくりと発酵を開始、冬の寒さも相まって60~90日もの期間アルコール発酵が続く自分の造るワインは「Vino di Montagna=山のワイン」だというジュリアーノ。トレヴィナーノでしか出来ない、表現する事のできないワイン造りの歴史を、愛する家族と共に歩み始めたばかりの生産者である。
インポーター資料より
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