説明
例年に比べボリューム感や熟した果実のニュアンスが多く感じられ ます。ジャン・クリストフの話では意外なことに暑い年は南向きのロッシュは比較的軽いタッチになり、北向 きのベジゴンはしっかりとした膨らみのある印象になるため、二つの区画を混ぜることでバランスをとってい るそうです。仄かに濁りのある中程度の黄色。熟したカリンや洋梨、黄桃のコンポートなどの芳醇なフルーツ の香りが立ち昇ります。円みのある口当たりで、フルーツポンチのような豊かな果実にグレープフルーツやレ モンの柑橘香やスッキリとした酸が加わりバランスが良く、余韻には旨味と仄かな塩味が残ります。2区画を 混ぜることでロッシュの複雑さや旨味、軽やかさ、ベジゴンのふくよかで芳醇な果実がほどよく融合し、馴染み やすいフルーティーさと複雑な様子、抑揚
が感じられます。鼻腔には洋梨や桃のコンポートの香りが抜けてい き、優しいフルーツの香りに包まれます。
が感じられます。鼻腔には洋梨や桃のコンポートの香りが抜けてい
ジャン・クリストフ・ガルニエ について
グランメゾンに10年以上ソムリエとして務めたジャンクリストフ ガルニエは、農業学校で学んだ後、マークアンジェリのもとで働きながら多くのことを学びドメーヌを立ち上げました。辛口~甘口 酸化熟成型白~ミネラル豊かな白 赤の微発泡など実に個性豊かなワインを造っています。10年を経た現在、サンベール ドゥ ラティー(村の名前)に7haの畑を所有するに至ったのですが、年数が経つにつれ区画ごとの特徴も把握でき、それに合わせた仕事ができるようになったそうで、醸造も自然に行うことが土地の味わいの表現につながると信じて頑張っています。
彼のワインは自然な造りでありながら、味わいが美しく明確な主張を感じられます。それはきっと、著名なレストランのソムリエの立場でワインを供した経験が、ワイン造りに反映されているのだと思うのです。
メインラベルには、自らの尾を呑み込む蛇「ウロボロス」が描かれております。最も古い文明のシンボルのひとつとされ、世界各地の文明に派生し多くの神話に登場する蛇ないし竜で、創造、輪廻転生や無限などの象徴とされております。ウロボロスに陰と陽、宇宙と地球の意味合いを込めています。
(イポーター資料より)