説明
40HL/haあった収量を2020年には15HL/haまで落としており、ぶどうの味わいをしっかりと表現したとアントワーヌ・クーリィ。
ジュワっと広がるガメイの旨味と濃厚なエキス、野性味を感じるタンニン。そこにプルサールの骨格がピシッと決まっており、上品さも兼ね備えているから驚き。多収量だった昔の味わいとは違う、一粒一粒のぶどうの声を聞いたという意味を込めた、『Hybride』とは対義の『Débryde』(アントワーヌが考えた言葉)と名付けた。
粘土石灰質の南/西向き。樹齢50年のぶどう。
全ての品種を混醸造。足で破砕、除梗100%のぶどうを樹脂製タンクで10日間マセラシオン。MLFあり。
600Lのドゥミ・ミュイで18か月熟成。サンスフル。
アントワーヌ・クーリィ について
微発泡ばかり造られるビュジェにおいてガメイ100%のスティル「のみ」を造るアントワーヌ。
2018年に手に入れたグランド・コートの畑は、ビュジェ・セルドンで最も有名で、またケミカルな畑。
アントワーヌがゲットした畑は、有機栽培をしているほぼ唯一の場所で、アントワーヌの姿を見て引退を考えていた地主が貸してくれた!(なんとここは全く農薬を使用したことがない奇跡の畑!)
カーヴはまさにガレージ!訪問時には停電中。薄暗い部屋には17樽ほどのバリック、ドゥミ・ミュイ、グラスファイバータンクにしかないが、2020年春に新しいカーヴに移る予定。★樽はサヴォアの600Lのドゥミ・ミュイ、ムルソーの樽、バリックなどを使用。
アントワーヌ・クーリィ37歳。ブルターニュ出身だがビュジェで育つ。もともとアウトドア好きでクライマー。キャニオニングや洞窟探検のスペシャリストでもあったので、そのスキルを活かして10年間ほどビルやタワーなど高所専門の職業をしていたが、子供ができてからは、危険なその仕事は辞めた。もともとワインは好きだったが、特に生産者との交流はなかったところ、たまたまビュジェで行われたコンサート・パーティーでジュラの自然派ワイン生産者達と出会う。それが、たまたまジュリアン・ラベやクリスチャン・ブランジェだった!
そこからジュラの自然派ワイン生産者達と知り合いになり、交流が深まる中、自然派ワインの存在を知り、どんどんその世界に漬かっていき、ドメーヌ・ラベでも何度か畑仕事や醸造を手伝う。ワイン生産者の友人たちからの後押しもあり、ついに2017年、ワインを造ると決心。2017年3月に畑を手に入れファースト・ヴィンテージを造る。2018年ヴィンテージはガメイだけではなくプルサールなどを使用した銘柄を含め3キュヴェリリース予定とのこと。
インポーター資料より
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