説明
これはワインではありません。南西部ではパンパンと呼ばれるピケットで、農民と祖先達の飲み物であり、1907年禁止後に田舎から次第に消えていったものです。以前、ワイン生産者は、造ったワインは販売し、マールを水で再発酵させて造り上げたピケットを自分たちのために保管していました。アルコールの少ないこの爽やかな飲み物は、収穫者、労働者達の給与の一部でした。暑くてのどが渇くぶどう畑での一日、私たちは自分のピケットを作り、この忘れられた飲み物を復活させることを夢見ていました。その結果がこれです。
夏の日に飲む、果実味に溢れた大人のシロップのよう、素朴ですが繊細な心地よいジュースです。2020VTは私達にとって最高のピケットとなりました。
これはワインではありません。ピケットです。(他のワインを造るため)醗酵途中のマルベック果汁を
フリーランで抜いた後のマールに、水と自社畑の白ぶどうの果汁を加えタンクにて醗酵。バスケットプレス、ラッキングしてボトリング後6ヶ月熟成。軽く微発泡に仕上がっています。王冠栓。
ドメーヌ・ラ・カルメット について
「偉大なワインは完璧を期すためにマインドフルネスで実行する細かいディーテイルの積み重ねで造られます。美しいワインを造るため、場所やヴィンテージの味わいに真に忠実であることが重要です。」農学と醸造学を学び、エノローグ(醸造コンサルタント)としてアルザス(ビネールやシュレール)や南仏で活躍して
いたマヤ・サレとニコラ・フェルナンデズのカップルがフランスのカオールのコース(主に石灰岩の標高高い台地)にドメーヌを立ち上げました。
以前マヤが活躍していたアルザスのワインのテロワール表現に近くて選んだという場所・葡萄畑は、標高350m、石灰岩、マルヌブランシュ、赤粘土、キメリジャンなどの土壌で、夜と昼の寒暖差が激しく、葡萄はゆっくりと熟します。
収穫は2017年2018年共に、9月末から10月初旬と、2018年はタルディヴを除きフランスでも最も遅い収穫の場所の一つで、葡萄には完熟感と酸がしっかりありました。そんな葡萄から造られたワインは、これまで私達が抱いてきたカオールのイメージとは全く異なる「マチュリティ」と「フレッシュネス」の共存があり、マルベックの繊細で上品なタンニンと、また石灰由来の土壌の気品ある味わいがかさなり、洗練されたグラン・ヴァン・ナチュレルに仕上がっています。
畑はビオディナミを取り入れつつオーガニックで管理し、銅などの使用量も控えるためにハーブティーなどを補助的に使用しています。害虫をたくさん食べてくれるコウモリ用の家を用意したり、液体のコンポストなども準備しています。またトラクターなど重機を畑に入れないため、ほとんどが人による手作業です。
ビデオ (Youtube フランス語/字幕付き)
https://youtu.be/yUMwWfgBkys
(インポーター資料より)
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