説明
明るく鮮やかな軽い赤色。グレナデンシロップや苺のコンポート、チェリーパイなど、赤い果実に少し火を通したようなやや凝縮した香りや風味に、僅かなハーブのニュアンスが感じられます。例年は溌剌とした若々しい果実を想わせるスタイルですが、2016年は少しトーンの落ち着いた印象です。酸は穏やかで軽やかにすっと喉へと流れていき、気付くと一つ一つのワインの要素が足跡をつけているように感じられ、余韻には苺のコンポートなどの凝縮した果実の風味が残ります。細かなタンニンが僅かに残り、凝縮した風味と共に赤ワインとしての骨格のような印象を感じさせます。
サン・ピエールについて
ファブリス・ドダンは、ジュラのアルボワの東側に位置する美しい小さな町で生まれました。葡萄栽培やワイン醸造に関係する家柄ではありませんでしたが、ドメーヌ・ド・サン・ピエール前当主のフィリップ・モンクと知り合い、醸造所の社員として働き始めました。フィリップの畑は有機栽培ではありませんでしたが、健康的なワインを造るためファブリスが2002年より有機およびバイオダイナミック農法へ切り替え、より一層ナチュラルなワイン造りを目指しておりましたが、フィリップが亡くなった2012年にファブリスがドメーヌを買い取り引き継ぐと事となり、現在に至っておりま
す。ドメーヌ・サンピエールの畑は95%がアペラシオン・アルボワにあり、非常に風通しが良くミネラル感に富むワインを産み出します。その他にコート・ド・ジュラ、そしてワインに重みを与えてくれる粘土質泥灰岩の土壌が特徴的なPupillonの丘の上にも小さな区画を所有し、ピノ・ノワール、プールサール、シャルドネ、サヴァニャンを栽培しています。
インポーター資料より
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