ロッソ・クラシス 2009 / サッコレット・ダニエーレ

商品名 ヴィーノ・ロッソ・クラシス 2009
原語表記 Vino Rosso Krasis 2009
ワイナリー/生産者 サッコレット・ダニエーレ
タイプ
生産地域 モンフェッラート/ ピエモンテ / イタリア
ブドウ品種 ネッビオーロ60%、バルベーラ、フレイザ、シラー
アルコール度数 14.5%
サイズ 750ml
 

¥3,564 税込

在庫切れ

説明

ダニエーレ・サッコレットについて

カザーレ・モンフェッラートからすぐの町サン・ジョルジョ・モンフェッラート。1984年よりブドウ栽培、ワイン醸 造を続けるダニエーレ・サッコレット。ピエモンテの常識や固定観念といったものに全く左右さ れることなく、独自の考察と価値観のもとワイン造りをしてきたという異色の存在。 畑は約10ha、標高は200~250mの小高い丘陵地で、表土は石灰を豊富に含んだ砂質に覆われ、多雨 に強く湿度が上がりにくい、恵まれた環境。ブドウはバルベーラを中心にグリニョリーノ、フレイザ、ティモラッソといったモンフェッラートの地域品種を中心に栽培。

畑は数か所に点在し、独自の個性を持つ。「自分で納得できるものだけをボトリングする」と言い切る、その「こだわりの深さ」こそ、サッコレットの真髄といっても過言ではない。ダニエーレ曰く、果実の完熟とは、ブドウ樹としての種の繁栄という役割を持っている。「収穫を決めるのは糖度計ではない、果実の完熟でも果皮の熟成でもない種子の完熟こそが収穫を決める」、彼の考える「最高の収穫」、果実を限界まで樹上に残し、完熟しきったブドウのみを選別して収穫。やや若い果実、種子の完熟が見込めない部分はそのまま 樹に残し、すべて量り売りへと回してしまうという徹底ぶり、、、。毎年ボトル詰めされるのは生産量の約 20%、わずか20000本程度という少なさ。年によっては樹上で脱水が始まるほどに熟成したバルベーラ。 そしてブドウの持つ要素を最大限に引き出すため、50日を超えるマセレーション(果皮浸漬)。年によって は2カ月を超えることもある。それは、バルベーラに限ったことではなく、同様にグリニョリーノ、フレイザにお いても全く同じ考え。

「グリニョリーノは一般的に短期間の醸ししか行わない。軽い色合い、軽い味わいから川魚に合 わせたり、白ワインのような飲み方をされてきた歴史がある。しかし、それはグリニョリーノの持つ ≪タンニンの質の違い≫を理解していないだけとしか思えないんだ。実際に自分のグリニョリーノ は50日近く果皮を醸しているけれど、他のグリニョリーノに感じる香りや雰囲気は全く失っていな いだろ?さらに言えば、≪それ以上の要素≫のほうが豊富にある」。固定観念に捕らわれない、 ある意味特殊な彼のグリニョリーノには、他の生産者には感じえない深みを持っていつつも、グリ ニョリーノ本来の個性もしっかりと宿している。当然のことながら、それだけ果皮や種子からの抽出を行えば、強いタンニンを含んでいることも明らか。ワインとして完成するまでに長い時間を要 するのは必然ともいえる。それももちろん、当たり前のように理解しているダニエーレ。ボトル詰め までに最低でも24カ月以上、ヴィンテージによっては4年以上もの期間熟成期間を取るという徹底ぶり。バルベーラやグリニョリーノ、フレイザといったブドウの個性はもちろんそのままに、果実のもつ奥深さや多数の要素。さらには熟成によって生まれる「もう一つの個性」を備えてもいる。そ れだけの労と手間をかけていながら、あくまでも「モンフェッラートのテーブルワイン」という立ち振る舞いと親しみやすさ。素晴らしい個性と異彩を放つ素晴らしい造り手。

 

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