説明
透き通る淡いルビーレッド色。ブルーベリー系のギュッと詰まった果実、ブラックペッパー、クローブなどのスパイスが心地よい!果実の凝縮感がしっかりと舌に残り、タンニンと酸と果実が高い水準で全体のバランスを取っている。このキュベ名には、様々な意味が含まれており、キャイユ=石という言葉から、この区画はミネラル感豊富だという事。
またPousse caillouxとは海上自衛隊で使われている言葉で、長い距離を歩きながら移動する厳しい作業を表している。ぶどう畑でも沢山歩く事からこのキュベ名に。ユーモア溢れるぶどうの絵が大好きで、このぶどうを自身のロゴに!
ビオディナミ栽培。小さなケースにて手摘み収穫。グラップ・アンティエールのぶどうをマセラシオン・カルボニック。全ての品種を混醸造。50%木製樽、50%ステンレスタンクで7ヶ月間の熟成。清澄、フィルター無し。
ロマン・ル・バールについて
エリック・ピュフェルリング(ラングロール)のエスプリを継承するのは、息子のチボーとジョリスだけではない。
筆頭はヴァランタン・ヴァルス、アド・ヴィヌムのセバスチャン・シャティヨン、そして独立を果たしたフェルム・デュ・カードのダヴィド・テシエなど、エリックの周りには常に綺羅星のようなヴィニュロンが溢れている。
そんな中、また新たに超ド級の新人が彗星のごとく現れた!その名も“ロマン・ル・バール”!
ロマンはパリ郊外で生まれ、パリ育ち、生粋のパリジャン。父は、まだ自然派ワインを出している店が少ない90年代に自然派ワインへ熱いパッションを持ち、レストランを経営していた。
そんな父のもと幼い頃から自然派ワインに慣れ親しんでいたロマン。バラタンのラケルやピヌッシュとも仲良くしていたが、
ワインに全く興味はなく(笑)法律の大学へと進む。アルバイトで始めたレストランのウェイターを6年続けていた最中、こんな不規則な生活は一体なんだ!と、思い悩み始めていた。
そんなある日、父とラングロールのワインを飲み交わしていたとき突如『ワインを学ぼう!そしてラングロールの元でワインを知ろう!』と天命のようなひらめきが!
そして人生を180度回転!
ワイン及びぶどう栽培学を学びに、ソミュールのワイン学校へ入学。
ペニタントの試飲会でエリックに会い、彼の元で働きたいと交渉したところ、ちょうどエリックも人を探していたという幸運にめぐり逢いラングロールで働かせてもらえることになった!
名をあげる人にはこういった必然のような偶然がよくおこるものだ。ラングロールで7年間修行した後、まずはタヴェルにグルナッシュとシラーの畑、計1.2haほど獲得。タヴェルのアペラシオンの許可が下り、満を持して2018年に独立!
自身のセラーでエリックの下で習ったことを実行している。今ではパリに来ても落ち着かず、ぶどう栽培そしてワイン造りの仕事が最も自分に合っていると、いつでも満面の笑顔で話してくれるロマン。
原点はやはりラングロールのワイン。2020年現在、所有・賃貸する畑は約12haまで増やした!とはいえ、これから頑張って自分で開墾していかないといけないというタフな仕事が…。
さらなる夢は、自分の仕事を通して、よりフレッシュでモダンな新しいワイン造りを皆さんにお届けすることだとか!
インポーター資料より
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