説明
名前の意味は「ちょっとアタマがおかしくなった人」で、ゲヴェルツで微発泡性のワインを造る人などいないことから命名したものです。濃い黄色。これまでのプティット・フォリーにはありませんでしたが、今回の2017年ヴィンテージは現状ではゆっくりと流れるようなとろみがあります。微発泡のため細かな泡がとろみの中に含まれながら、舌の上を緩やかに広がります。さほど強いガスではありませんが、とろみがあることで舌の上に弾けるガスの滞留時間は通常よりも長く感じ最初はやや不思議な感じがします。口に含んだ時に比べ飲み込む頃には気にならず、ライチやマスカットなどのような香り豊かな果実香は華やかな印象を与えますが決して強すぎることがなく、味わいも香り同様に新鮮なライチをかじったような甘みとフルーティーさが広がります。仄かにジンジャーのようなスパイシーさ加わりライチのオリエンタルな風味にアクセントを与え、アフターにはミルクティーのようなまろやかな風味がほんのりと残ります。馴染みやすい甘さとたっぷりの果実感はこの暑い時期にぴったりの味わいです。
ローラン・バーンワルト について
1960年代にコルマールの南にある小さな村、オべルモルシュビールで1960年代に創業。現当主のステファンは、80年代に父の後を継ぎ栽培をバイオダイナミクスに転換、醸造においてはクラシカルな方法を採用しておりましたが、クリスチャン・ビネールと出会い2007年から自然派ワイン造りに取り組んでいます。2010年にはジャンマルク・ブリニョが、彼のブドウでワインを仕込んだことから、亜硫酸無添加のワインを主として造るようになっており、2011年にはアンフォラを使ったワインも造るなど、とても挑戦的な生産者です。
インポーター資料より
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