説明
ムルソー村の粒の粗い肥沃な大地を持つ畑で作られるアリゴテ100%で造られます。この土壌は、アリゴテの栽培に適しています。アペリティフに最適ですが、冷製サラダなどとも抜群の相性の白ワインです。
■2021年ヴィンテージ情報■
ヴァンサン・ボワイエ:「2021年は、2018年、2019年、2020年とは根本的に異なり、暑く乾燥した気候ではなく、冷涼で湿度の高い気候でした。通常、壊滅的な被害を及ぼす程の霜が降りれば、ワインの質の低下はやむを得えません。とはいえ、収量が少なかったものの、実に美味しいワインが出来ました。興味深いことに、病害のプレッシャーにも関わらず比較的きれいな果実が収穫でき、潜在アルコール度数も驚くほど素晴らしい数値を示しました。醸造面は何の問題もなく、リンゴ酸が多かったためマロラクティック発酵を施したことがワインに良い効果をもたらし、熟成中に大きな変化を遂げました。フレッシュでテロワールが見事に表現されています。
■テクニカル情報■
土壌:アリゴテの栽培に適した粒の粗い肥沃な大地
醸造手法:昔ながらの伝統的な手法を守っていますが、セラーには、最先端の醸造設備が整っています。空圧式圧搾機で優しく時間をかけて搾汁し、温度調節機能のついた発酵槽で発酵中の温度は常に一定の温度に保っています。最も良い状態のブドウだけを全て手摘みで丁寧に選定。マロラクティック発酵が終了するまでの間SO2は一切添加せず、バトナージュは一切行わない。
ボワイエ・マルトノ について
ムルソーにドメーヌを構えるドメーヌ・イヴ・ボワイエ・マルトノは、テロワールの個性と潜在力を最大限に引き出し上質なワインを造る昔ながらの 伝統を 4 世代に渡り大切に守り抜いてきた家族経営のドメーヌです。第二次世界大戦後、アンドレ・ボワイエは、それまで女手一つでドメーヌ の運営を担ってきた母ルーシーからムルソー村のドメーヌを相続し、1945 年、ピュリニィ・モンラッシェ村生まれのジュリエット・ドゥヴェズを妻に 迎えます。二人の間に生まれた息子イヴ・ボワイエがやがて家族の事業を受け継ぎ、ムルソー村のワイン生産者の家に生まれたマリー・セシ ル・マルトノと結婚し、現在のドメーヌ名となりました。現在は、イヴの息子ヴァンサン・ボワイエが当主を務めています。 総面積 10 ヘクタールの自社畑は、ムルソー、ピュリニィ・モンラッシェ、オーセイ・デュレス、ポマールを含むコート・ド・ボーヌ地区内の複数の アペラシオンに跨っています。1997~2007 年にかけて自社畑の拡大を進め、ムルソー・レ・ティレ、ムルソー・プルミエ・クリュ・ペリエール、ピュ リニィ・モンラッシェ・プルミエ・クリュ・ル・カイユレといった名だたるアペラシオンが新たに加わりました。 ブドウ品種とテロワール本来の持ち味と個性を尊重し丁寧に育てることで、極めてクオリティの高い上質なワインに仕上がります。ワインの質を 維持するため、手作業による耕作、グリーン・ハーヴェスト、手摘みでの収穫など、機械による介入を抑えた昔ながらの伝統的手法を守り、ラベ ルにビオディナミの表記はないものの、有機栽培に限りなく近い栽培方法でワインを造っています。
インポーター資料より
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