説明
ハロー、親愛なるヴィニフレッド!彼女と出会ってわかったのは、彼女が私たちの生活にもう一度明るさを取り戻してくれるということだ。 単なるロゼというよりは、燦々と陽の光を浴びた土壌で、快活でありながらも、根底に深みと複雑 さを存分に携えたピュアワインであると言った方 が適当だろう。彼女のエネルギー、情熱、解釈は 、あなたにとってこの世界を別の角度から照らす手助けとなるだろう。飲み、食べ、消費しながら責任を持って生きること。季節との調和と人生の バランス。正しい選択をすること。迷うことなくヴィニフレッドを手に取り、共に真の人生を生きよう。
Gravel 砂利 標高:平均120-150m プレーンエリア
2023年8月中旬に手摘み&畑で選果し収穫
除梗 数時間醸し空気式プレスで搾汁
木樽で自然発酵
500L,1000L,1500L,3000Lのオーストリアオーク樽で7ヶ月と共に熟成
瓶詰め前に1度ラッキング
2024年4月に瓶詰め
自然発生Total SO2: 10mg/l以下
無清澄/無濾過 亜硫酸無添加
提供温度: 12-15℃
飲み頃:今-15年
乾燥した暑いヴィンテージが何年も続いた後の2023年も、もはやこれが平年であるかのように暑かったが、湿度だけはずっと高く推移しました。ブドウ樹、森の樹木、カヴァークロップ、そして野生動物にとっては大いなる恵みだったと思います。春は低温傾向で非常に雨が多く、それが後に続く力強い栄養成長の土台を作りました。
春の終わりは暑く乾燥し、夏も8月頭の涼しい一週間を除いて同様の気候でした。成長期に断続的に雨が降ったおかげで湿度が高く保たれたことは、植物にとっては良かったですが、それはカビにとっても好都合でしたので、開花期にべと病が発生し多少の損失が出ましたが、その後、ブドウ樹は十分な回復力を示し、より強靭になりました。
収穫は8月の最終週に始まりました。収穫期はずっと晴天で、気温は9月末までかつてないほど暖かく、完璧な環境下で、各要素のバランスを満たした完熟のブドウを収穫することができました。
生育期間中、私たちはブドウ畑にビオディナミ調剤、ハーブエキス、堆肥エキス、発酵物などを充分に施し、ブドウ樹を強靭にして活力を高めました。
私たちはブドウ畑でほとんどの時間を過ごし、学びと経験を求めて世界各地からやってきたインターンたちの多くの助けを借りて、それぞれの区画だけでなく文字通り個々のブドウの樹が必要とするサポートを漏れなく受けられるようにしてきました。
私たちの3頭の馬もまた大いに貢献してくれました。 彼らがグートオッガウにきて4年を経て、私たちは四本足の仲間たちと信頼関係を構築し、彼らとともにブドウ畑を管理しました、と胸を張って言うことができます。
最良の堆肥を作るという私たちのアプローチもまた、次の段階へと進んでいます。畑に少量だけ施す堆肥は、主に土壌に微生物を取り込んで腐植を作ることを目的としていて、必ずしも肥料としてブドウ樹に吸収してもらうためではありません。
私たちが畑を耕す際の一つ一つの行為は、体力的に厳しく、コストがかかり、思慮深さが要求されますが、それらは畑の活力を高め、回復力を獲得し、そこから生み出される作物の品質を最高の状態に維持するためだけでなく、さらに向上させるためには欠かせません。
同時に、私たちは他の農家が同じ方向に進むための気づきとなり、ロールモデルになりたいと考えています。私たちは変化を起こし、それを推進したいとおもっています。
グート・オッガウ について
小さいけれど活気のある町、オッガウは、昔からすぐれたワインの産地として知られるブルゲンラント地方のノイジドラー湖のほとりにあります。このあたりは、古代ローマ時代、オーストリアで最初に赤ワインが造られたところです。当主である私、エドュアルド・チェッペ・エーゼルブュックと妻のステファニーは、ブルゲンラントのワイン造りの歴史を踏襲しつつ、最新の技術を取り入れながらグート オッガウ(オッガウ農園)の畑を大事にしてきました。栽培において、しだいに経験を積み、納得のいくワイン造りのてごたえを得ていくなかで、私たちは、当初思いもしなかった新しい
方向性を見いだしていくことになりました。現在は、デメーター・オーストリアの一員として、バイオダイナミックによる栽培の重要性を十分に理解し、その宇宙の真理ともいえる本質が十分に発揮されるべく注意を払いながら、この方法を効果的に取り入れています。こうして果実の力が最大限に凝縮した葡萄から造ったワインは、飲み頃の最高潮を迎えるまで静かにセラー
で寝かせています。グート オッガウでは、赤、白、ロゼ、デザートワインと幅広い種類のキュヴェがありますが、いずれもビオディナミによる栽培により、葡萄のクオリティが十分に引き出され、土地固有の個性が色濃く反映した魅力的なワインになっています。ワインはそれぞれ独自のパーソナリティをもち、また互いに共通する何かがあります。それはまるで DNA でつながれたファミリーの
ようで、これこそがグート オッガウのワインに通底する独自のもちあじなのです。“グート オッガウ帝国”の基盤を築いたのは、メヒティルトとベルトルディの第一世代です。このふたつのワインは、バ
スケットプレスを使って手作業で圧搾して造られます。彼らの子供たちの世代として造られたワインは、ティモテウス、エメラム、 ヨゼフィーネ、ヨシュアリ、ヴィルトルードの5つのフルボディなワインです。さらに最も新しい世代のワインとして、テオドラ、ヴィニフレッド、アタナジウスが続きます。この家系図に見立てたワインのラインナップで、グート オッガウのワインに親しんでいただければ幸いです。
インポーター資料より
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