説明
カルディニア・レンジのブドウ畑がすでに売却され、私たちが借地権を失ったことはご存知でしょう。さらに追い打ちをかけるように、新しい所有者がブドウ樹を引き抜いてしまいました。ということで、カルディニア・レンジ・ロゼは 2019 年が最終ヴィンテージです。
2021 年のロゼは、ヒースコートにあるマウント・キャメル・ヴィンヤードのスキオペッティーノを使いました。スキオペッティーノ・ロゼは昨年、ブリュタル(最近は意義が多少薄まりましたが)名義でリリースされました。ちょっとややこしいのですが、2021 年は基本的には同じワインを本来のラベルでリリースします。2019 年のブリュタル・ロゼが好きな方は、このキュヴェも好きなはず。ステンレスタンクで醸造したスキオペッティーノ 100%のワインです。
ブリュタルバージョンと比較していくらかクリアで軽い色調なのは、その年のブドウを使ったからです。また、ブリュタルバージョンは澱と共にボトリングしたのに対し、今回は澱引きを 2回行ったからです。非常に薫り高く、デリケートなワインです。妙味とエネルギーが感じられ、口内では集中力があり細部にわたる表現力があります。とてもユニークなワインですが、2021 年は小さなタンク1 本だけの生産です。
モメント・モリ・ワインズ について
デイン・ジョーンズはもともとニュージーランドの南島のウエストコースト出身。大自然の中で育った彼にとって自然に造られないワインは違和感でしかなかったそうです。大柄でたくましい髭、キャップにド派手なシャツ、という出で立ちはまさにギャングスターといった感じではあるものの、非 常にまじめな性格や澄んだ瞳はワイン共々MOMENTO MORI WINESの魅力の一つとなっています。オーストラリアに移住し、トップクラスと言われるカフェでバリスタとして活躍していましたが、もともとワインに興味を持っていた彼はワイナリーで働き始めます。その後フランスで研修しワイン造りの哲学や情熱をシェアし共感し、その経験は今の彼のワインメイキングの核となっています。また彼はRadikonのワインと出会い、イタリアのぶどうが持つ華やかな香りや、スキンコンタクトが生む複雑味などに魅了され、全てのキュヴェはイタリアのぶどう品種から成っています。現在、もっともオーストラリアのナチュラルワイン界を感動・震撼させたワイン達です。
インポーター資料より
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