説明
ローヌの生産者ル・マゼルの葡萄を使用しております。古い木製のプレス機でゆっくりと3日間かけてプレス。古樽で醸造・熟成し、澱引きせず2018年10月初めに瓶詰め。濁りのある濃い黄色。グレープフルーツなどの柑橘やパイナップル、黄プラムや洋梨などの果実香にヒノキや若草のような森林を想わせる香りが感じられます。入荷時はヒノキのような香りが先行し果実味が控えめでしたが、約1年休ませたことで果実味と甘さが引き出され香りとのバランスがとれた印象へと変化しました。口中ではヒノキのような香りは感じられず、しっとりとややオイリーな質感で優しい甘さと香りに似た果実味を取り込みながら広がり、仄かにグレープフルーツの内皮を想わせるほろ苦さが感じられます。しっかりと酸は感じられ飲み心地に軽さを与えていますが、角が丸く穏やかな印象で果実味とバランスが良く、アフターには僅かなタンニンとミルキーな風味、そして旨味が残り、これまで出会ったことのないタイプの味わいで癖になる魅力が感じられます。
アンダース・フレデリック・スティーン について
これまで、Foxy Foxy Nature Wild Lifeのドメーヌ名としてご案内しておりましたが、2016年ヴィンテージよりアンダース・フレデリック・スティーン個人の名前でリリースすることになりました。Foxy Foxy Nature Wild Lifeを立ち上げたジャンマルク・ブリニョとアンダース・フレデリック・スティーンは、2015年の醸造を最期にそれぞれが違う道を歩むことになりました。目指すワインのスタイルや価格帯などが微妙に異なり、考えの差を埋めることが難しいとお互いが判断したためです。ジャンマルクは安い価格帯で多くの方々にとって親しみ易いものから、コアなファンが求める個性的なハイエンドモデルまでをいくつか造ることを提案していたのに対して、アンダースの考えは中間の価格帯で多くの人から受け入れられる、使い易いスタイルのワインを主体とすることでした。アンダースは、「ジャンマルクは良い友人であり、ワイン造りについて沢山のことを教えてくれた恩人でもある。彼に対しては感謝の念に堪えない。」と述べています。
インポーター資料より
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