コルヴァ・ジャッラ / チェレーザ15

商品名 チェレーザ 15
原語表記 Ceresa 2015
ワイナリー/生産者 コルヴァ・ジャッラ / ベアトリーチェ・アルヴァイラー
タイプ
生産地域 イタリア(ラツィオ)
ブドウ品種 カナイオーロ
アルコール度数 11%
サイズ 750ml

¥3,672 税込

在庫切れ

説明

カナイオーロ、樹齢 5 年。収穫したブドウは除梗せず、空気に触れない状態にて 45 日間セミカーボニックマセレーション(自然発生した二酸化炭素に満たされた状態で果皮浸漬)を行う。木樽にて 12か月の熟成。レ・コステのプリムールやジャンイヴ・ペロンのメゾンルージュを思わせる軽やかさ、フレッシュな果実味、キュッと引き締まった酸とタンニン。

 

コルヴァ・ジャッラについて

ラツィオ州ヴィテルボ北部、州境の町ルビリアーノ。ローマ出身のベアトリーチェ アルヴァイラーは 1997 年、ルビリアーノの郊外に約 2haの土地を手に入れた。以前から思い描いてきた、自然に囲まれた暮らしのためである。息子の独立をきっかけに 2008 年、ローマからルビリアーノへと移り住んだ。ローマから車で 1 時間半、オルヴィエートの町まで 30 分足らずでありながら、周囲は手付かずの森に囲まれている理想的な環境。そこで彼女は菜園で野菜を育て、様々な果樹を植える。他にもニワトリ、牛、馬、羊、ロバなどの飼育を行い、野菜や果実はもちろん卵やミルクまで、自分達の食べるものは自ら作り育てている。当然ながら彼女の菜園では全て、薬品や化学肥料をつかわず、自然環境を尊重した栽培を行っている。
そして家の脇にある 1ha の土地、古くはブドウ畑として使われていたこともあり、将来的にはブドウ樹を植え、自家消費用のワインを造りたいと考えていた。しかしブドウ樹の栽培、さらに言えばワインの醸造については全くの素人である彼女。とある出会いがきっかけとなり、近くの町グラードリの造り手レ・コステ、ジャンマルコ・アントヌーツィのサポートによってブドウ栽培、ワイン醸造を始めることになります。ジャンマルコの考える自然回帰の栽培、純粋にブドウを表現するための醸造、そして圧倒的な飲み心地を持ったワインに心酔したベアトリーチェ。元来、人工的な手法やコントロールよりも、ナチュラルなものを求めていた彼女。すべての工程において、酵母添加や温度管理、その他一切の介入を排し、SO2 も完全に無添加にて醸造からボトル詰めまで行うことを決めます。まさにレ コステと変わらない価値観。
醸造においては現在、ジャンマルコのサポートの元取り組んでいます。その方法はもちろん、レ コステで行っているアプローチと何ら変わることはない。数種類の白ブドウで造られるビアンコ、サンジョヴェーゼをベースに造られるロッソ、そしてチリエジョーロは別に単独で醸造されている。ビアンコは、唯一収穫時期の早いヴェルメンティーノを先に収穫し果皮と共に醗酵。そこに圧搾した他のブドウを加え、古バリックにて醗酵、熟成。非常に繊細、そして抜群の口当たりはもちろん、そこに土地由来の芯の強さを感じる純粋でありながら個性を持った白。サンジョヴェーゼは畑のポジションによって成熟するブドウのレベルが異なるため、熟成の段階でいくつかのキュベに分けてボトル詰めされる。特に寒さを強く感じる 2014 については、ブドウの味わいが大きく変わるため、全く別のワイン Rossetto(ロッセット、小さいロッソの意味合い)としてリリース。そして、非常に個性的ともいえるチリエジョーロ 100%でボトル詰めされる Ceresa チェレーザ。果実的なタンニンと繊細さ、軽やかさ、サンジョヴェーゼとは全く違う雰囲気を持ったワイン。今回が初めてのリリースとなるコルヴァ ジャッラ。ブドウのポテンシャル、造り手としての経験値は、まだまだ及ばないものの、ジャンマルコのサポートもありハッキリと表現される地域的な個性、ボルセーナ周辺レ コステの軽やかさとは違う、オルヴィエート特有の重心の低さ。

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