説明
シュイィ村とモントゥロン村の自社畑のシャルドネを使用。2013年ベースで2012年までの複数年のリザーヴワインで構成。約7年熟成)、ドザージュ0g/L (2019年10月デゴルジュマン)
輝きのある黄金色。グラスの表面にすっと広がるクリーミーな泡は非常に繊細で持続性があり、シャンパンストッパーで留めて保管して頂ければ数日間は充分にお楽しみ頂けます。軽く火を通したりんごやカリンなどの果実の凝縮した風味や僅かにカラメルの様な芳ばしさが感じられ、開いてくるとアカシアの蜂蜜やナッツなどより複雑さが増していきます。細かな泡は果実などの風味と共に心地よく口中に広がり、角がなく円みのある酸は芳醇さを上手く引き立ててくれています。熟成由来の穏やかで深みのある果実味、そして、複雑な要素やコクが感じられ、ノン・ドザージュといっていもシャープでドライな印象はなく、奥深い豊かな味わいです。
※冷蔵庫内などの冷えすぎる環境ではなく、12度~19度程度のセラー温度で管理してください。お飲みになる際は、氷水で10分程度冷やすくらいで充分です。この価格帯でのノンドゼにはない、豊かな味わいをお楽しみいただけるはずです。
コント・ユーグ・ド・ラ・ブルドネについて
少し長い名前ですが、創立者であり、現当主の名前です。「コント」はフランス語で伯爵を表します。ブルドネ家はブルターニュ地方の貴族の家系で、ユーグの父はブルターニュに程近いロワールのシャトー・ド・ラ・ヴァレンヌを所有し、できる限り自然な製法でミュスカデを造っていました。(シャトー・ド・ラ・ヴァレンヌは歴史的建造物に指定されていますが、ブルドネ家は残念ながら、数年前にシャトーを手放されたそうです。)
ユーグは16歳の時に、母方の家族が畑を所有するシャンパーニュの地に移り、それまで大手ネゴシアンの親戚に任せていたブドウ畑を引き継ぎ、また少しずつ畑を買い足しました。そして1982年に4haの畑(一部契約畑)と近隣の20軒ほどの契約農家からの収穫でシャンパーニュ造りをはじめ、マイクロ・ネゴスを立ち上げました。(年間生産本数は2万~3万本)当初から、可能な限り亜硫酸を使わない、使わざるを得ない収穫年も極少量に抑える製法と、ドザージュをしないノン・ドゼの製法(シャンパーニュ地方では門出のリキュールに亜硫酸を加える場合があり、それを避けるため。)にこだわっています。
82年当時はノン・ドゼや亜硫酸を極力添加しない造りのシャンパーニュは異色の存在でしたが、パリのレストランの間で地道に評判となり、今ではポール・ベールやラシーヌといった自然派ワインの楽しめる人気ビストロをはじめ、予約困難とされる3つ星レストランのアストランスやインター・コンチネンタルパリのような5つ星ホテルでもオンリストされています。
シンプルで控えめなラベルには、13世紀の文献にすでに記載があったというブルドネ家の、十字軍士に由来する巡礼杖の紋章と侯爵の王冠があしらわれています。
インポーター資料より
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