説明
ニコリーニ について
スロヴェニアの海沿いの国境、トリエステの東の町ムッジャに住む造り手。ヴォドピーヴェッツ同様にカルソの石灰岩質の畑で恐ろしく凝縮したワインを生産しています。ムッジャはもともとオーストリア領だったこともあり、自家製のハムやチーズをつまんでもらいながらワインを提供する、オスミツァと呼ばれる農家居酒屋が近年まで地域の伝統として残っていた場所で、ニコリーニ自身も数年前までオスミツァを経営し、豚を飼い、ハムやサラミを自ら仕込み、それらを供し、そして生産するワインの大半をオスミツァで消費していました。今現在はオスミツァを閉め、全てのワインをボトリングし販売しています。加えて、蒸留する免許も持っており、小型の直火式蒸留機で自らのヴィナッチャを使用してグラッパも生産しています。伝統を重んじ、今や全くと言って良いほど栽培されることがなくなった品種、モスカート・ジャッロ・イストリアーノ、ボルゴーニャ・ネーラ、ピッコラ・ネーラを自らの畑でセレクションマッサルを行い、それらの品種を絶やさないように株分けも行っており、畑では化学的な農薬に頼らず、ワイナリーで必要最小限の酸化防止剤を使う以外は極めてナチュラルな醸造を心掛けています。
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