説明
ルージュ12%/2019/ルイ・ジュリアン
<メルロー、シラー、カリニャンで約80%、他40種ほど>
仄かに紫がかった深紅の色合い。甘い香りは控えめですが、しっかりと熟した様子が伺える黒系果実に、締りのある酸を持つ赤い果実を想わせる香りが混ざります。また、ナツメグやカルダモンのようなスパイス香が僅かに加わり果実香に動きを与えます。瑞々しさを引き出すようなスッキリ感のある酸が全体をまとめ、気づくと喉へと流れているような軽快な飲み心地ですが、黒系のベリーソースを想わせる凝縮したエキス感を口中に留め、アフターには黒葡萄の果皮のような強い風味ときめ細かいタンニンが僅かに残ります。若々しく軽快な印象を感じさせながら、しっかりとワインらしい充実感も味わうことができます。気取らずカジュアルに楽しめ、太陽のように明るく元気を与えるような仕上がりです。
ルージュ10%/2019/ルイ・ジュリアン
<アラモン主体、サンソー、カリニャン、ユニ・ブラン>
僅かに紫がかった鮮やかな中程度の赤色。摘みたての熟した赤や黒の果実やミックスベリーのような香り。ピンと張った伸びやかな酸があり、果汁のシズル感を想わせるような瑞々しく軽やかなタッチで、搾りたてのような若々しい果実味が広がります。ドライすぎない控えめな甘さで、果実の風味はしっかりと感じさせながらも、喉の渇きを潤すようにスムーズに染み込んでいきます。タンニンは葡萄の果皮を1~2噛みしたようなフルーツ感のある印象と細かさで僅かに舌に残り、軽やかな中にも赤ワインらしさを感じさせます。
ブラン/2019/ルイ・ジュリアン
<ユニ・ブラン60%、他ヴェルメンティーノ、フォルブランシュ、クレレットなど>
僅かに濁りのある仄かにオレンジがかった中程度の黄色。洋梨や桃、パイナップルや枇杷、りんごの蜜や白い花などのほんのりと甘やかな香りが漂います。アタックには香りのような甘い風味が優しく舌先をくすぐり、張りのある酸が飲み心地を軽やかに感じさせながら調和良く口中に流れていきます。中盤は新鮮なりんごをかじったようなスッキリ感のあるフルーティーな風味が感じられ、アフターには僅かながら柑橘を想わせるほろ苦さや塩味が残り、鼻腔にはキュッと引き締まるアプリコットのような甘酸っぱい香りが抜けていきます。突き抜けるような酸のバランスが良いことで、南国フルーツの印象もありながら突出しすぎず、優しくまろやかでフルーティーな味わいです。
ロゼ/2019/ルイ・ジュリアン
<アラモン主体、グルナッシュ、グルナッシュ・グリ、ユニ・ブラン>
ピンクがかった鮮やかな淡い苺ゼリーのような色合い。熟したさくらんぼや姫りんご、クランベリーなどの赤い果皮を持つ、甘酸っぱい果実を想い浮かべるような果実香に、時折フルーツキャンディーのような甘い香りがふわっと薫ります。口に含むとザクロや赤すぐり弾けるようなフレッシュで凛々しい酸が感じられ、香りの熟した果実味と共に軽快な印象を与えながら広がります。麗らかな晴れた日に、日差しを浴びながら昼から手が伸びてしまうようなイメージのスタイルです。温度が上がっていくに従い、若干ボリューム感や芯のしっかりとした印象が現れやや落ち着いた雰囲気を感じます。その変化を楽しむも良し、冷やし気味でスッキリとした味わいを楽しむも良し、お好みでお試しください。
インポーター資料より
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