ル・カノン・ルージュ 2016/ラ・グランド・コリーヌ

商品名 ル・カノン・ルージュ 2016
原語表記 VdF Le Canon Rouge 2016
ワイナリー/生産者 大岡弘武
タイプ  赤
生産地域 ローヌ/フランス
ブドウ品種 ナッシュ55%シラー35%メロー10%
アルコール度数 12%
サイズ 750ml
 

¥2,808 税込

在庫切れ

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説明

大岡さんより
2016年は冬が温かく、芽吹きも早かったです。春は天気が良く順調でしたが、6月に入ってから雨が多く気温も下がり病気に悩まされました。8月から天候が持ち直し、葡萄は健全な状態で収穫できました。平均的な良い年だと思います。葡萄を房ごとタンクに入れ5日間そのまま置いておきます。その後タンクに入って足で踏み、毎日一回ピジャージュ。二週間ほどでワインをプレスし、そのままタンクで熟成させて3月末に瓶詰。カノンらしい年です。果実味が多く、飲みやすく気軽に楽しんで頂けると思います。

 

ラ・グランド・コリーヌについて

大岡弘武(おおおかひろたけ)さんは、明治大学理工学部を卒業後フランスへ渡り、ボルドー大学醸造学部でワイン全般を学んだ後にローヌ最大手GUIGAL社の、ジャンルイ・グリッパが所有していたサンジョセフの区画における栽培責任者を務めました。その後、北ローヌ地方を代表する自然派ワインの生産者で最高のコルナスを造ることで知られるティエリー・アルマンに師事、最後は栽培長を任されるまでになりました。師アルマンとの出会いは、大岡さんが後にワイン造りを始めるにあたって決定的と言えるもので、ブドウ栽培から醸造に至るまでのほとんど全てにおいて影響を受けたようです。醸造での人的関与を必要最低限に留める自然なワイン造りを実践するために最も大切なことは良いブドウを育てることに尽きるのですが、花崗岩に覆われた急斜面で夏は極めて暑く冬が寒いコルナスにおいては、畑仕事に費やす労力はいっそう厳しいものになります。大岡さんは、アルマンの下で働くことにより栽培や醸造に関する考え方だけではなく、厳しい労働に耐える強靭な精神力も身につけたと言えます。自分の本拠地を北ローヌと決めた理由について、畑における労働が最も厳しい土地であったから、と語っていたことが印象的です。現在の大岡さんは、アルマンから完全に独立を果たして13種類のワインを造っております。ブドウは、彼が所有する畑、借りている畑、そして信頼のおける生産者から購入したもので構成されております。栽培はビオロジックを実践しており、除草剤や化学肥料は使用しません。農薬は化学合成薬品ではなく,硫黄(ビオディナミの認証団体である「デメテール」で認可されているもの)に限定し、使用回数も極力減らしております。また、2月から3月にかけて行う遅い時期の剪定で徹底して不要な芽を取り除き、遅霜の影響を大きく受けるリスクは高まりますが、青刈りが不要となる理想的な収量制限を実現できることも栽培における特徴的なことでしょう。「少量でも構わないから良いブドウだけを育てたい」、大岡さんの畑仕事における考えです。醸造においては、その土地に育つブドウが醸し出す、純粋かつ繊細な果実味を楽しんでいただくことを目的として、野生酵母による自然な発酵とビン詰めに至るまでの全ての過程において酸化防止剤を使用しないことが特徴です。そのため、単に収量が少ないだけではなく、収穫されたブドウを更に選別して傷んでいない果実だけを使った醸造を心がけています。

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