説明
グリニョリーノの微発泡。赤という表記ですが、濃いロゼ、淡い赤の様な印象です。木製の桶で10日間のマセレーション、圧搾後残糖が15gになったところでノンフィルターにてボトル詰め。こちらも白までとはいきませんが、ほのかに糖を感じます。滋味深い味わいで、グリニョリーノの旨み付きのタンニンがじんわりと広がる美味しさ。
※ビアンコ・リフェルメンタート、ロッソ・リフェルメンタートに関しまして、彼女自身初めての醸造という事もあり、泡と液体のバランスがとても不安定な状態です。泡が完全に溶け込んでいないイメージで、しっかりと冷やして開栓してもボトルから泡が溢れてきてしまいます。普通に開けるとボトルの2/5程が噴き出てきてしまう事もあります。以上の事を認識し、ご了承して頂ける方にのみ販売をさせて頂きたく思います。
カッシーナ・タヴィンについて
ピエモンテ州・アスティの中心部から北東へ5kmのところにある小高い丘の上にある町スクルツォレンゴ。野菜やブドウに加え、ピエモンテの名産であるノッチョーラの栽培などの農業が盛んな、のどかな町です。この地で代々農家として歩んできたヴェッルーア家もまた、ブドウとノッチョーラの栽培で生計を立てる小さな農家です。現在農園の当主はナディア・ヴェッルーア。本格的にブドウ栽培を始めたのは父オッターヴィオの代からで、それまでもブドウは植わっていたし、自分たちで飲む分のワインは、少量造っていたと言います。また1990年頃まではブドウのままでの量り売りや、ワインにしてダミジャーナでの販売をしていたそうです。そして、彼らワイン造りに欠かせないのが、ルケという品種の黒ブドウです。もともとこのルケという品種は、このスクルツォレンゴとカスタニョーレ・モンフェラートの二つの村にまたがるゾーンで古くから栽培され、根付いた品種であり、長い歴史の中で、お祝いやお祭りの時、必ずこのブドウのワインを飲み交わしたとされています。地元の方々にとってはこのルケが土地の味であり、懐かしい味なのでしょう。このワインがあまりにも美味しくて自信があって仕方無かった、父オッターヴィオとその仲間たちは、ついには皆でルケのボトル詰めを開始しました。これが今現在ある、ルケ・ディ・カスタニョーレ・デル・モンフェラートDOCGが誕生した起源ともいえます。このルケを筆頭に、グリニョリーノやバルベーラといった黒ブドウのみを栽培しているナディア。畑も病害などに常に悩まされていますが、強い精神力を持って畑と向き合い、農薬や化学肥料に頼らずに栽培を続けています。
レビュー
レビューはまだありません。