説明
手摘みで収穫。通常は徐伷した上で24時間マセレーションをするが、22年は温暖だったため、酸を確保するために徐伷はせず1時間のマセレーション。プレス後、それぞれのブドウに分けて1200Lの大樽で自然発酵。その後、7ヶ月間シュールリー。残糖が3gにまで減った時点で、無清澄、ノンフィルター、SO2無添加で瓶詰め。SO2の使用を避けるために瓶内にCO2が残るようにする。全てアロマ品種のため、熟しすぎないタイミングで収穫することを重視。生産本数9000本
グロウ・グロウについて(パオリーヌ&カール・バウムベルガー)
6代目にあたるカールとパオリーヌはそれぞれ別の道を歩んでいたが、二人の姉弟が
力を合わせて生まれたのが「グロウ・グロウ」だった。
飲み心地が良く、ゴクゴクと飲めるワインを指す語「Glou Glou(グルグル)」と、エネルギーに満ち溢れ、瓶内から輝く(Glow)ようなワインをイメージして、自分達が造るラインナップは「Glow Glow(グロウ・グロウ)」と名付けた。弟のカールは、小さい頃から自分がいつかワインを造ることを確信しており、醸造学校を出た後、すぐにワイナリーに戻った。対する姉のパオリーヌは、自分の知らない世界を見たいという気持ちが強く、コミュニケーション・デザインを学びベルリンやパリで働いた。
大都市の生活の中で、自然な造りをしたワインを飲む機会に恵まれた彼女は、やがて自分もそのようなワインを造りたいと思うに至る。家族の助っ人となるべくナーエに帰ったパオリーヌは、弟と独自のラインナップを立ち上げるアイデアを思いついた。最初は不介入主義的なワインに懐疑的だった両親も、二人と数々のワインの試飲を重ね、畑と醸造において必要最低限の介入しかしないワイン造りをすることに合意する。
彼らが住むマンデルという村は緩やかな谷の真ん中にあり、主に赤色砂岩と黄色砂岩の土壌でブドウを栽培する。二人の旅は始まったばかりで、今後に大きな期待が寄せられる。
インポーター資料より
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