説明
「輝かしい未来」の意味で、作家でありジャーナリスト、そして政治家でもあったポール ヴァリアン=クートゥリエによる言葉の一節。彼は「コミュニズムは世界の青春であり、輝かしい未来を約束する。」と説きました。このキュヴェは、アクセル自身が満足する品質に達した年にのみリリースされるワインで、2008年にリリースされた後は09年、10年とリリースされず、11年、13年、16年に再びリリースされました。平均樹齢35年から40年ほどのグルナッシュ ノワールのみを用い、平均収穫量は20hl/haほどという低収量。ブドウ樹が植わる畑は標高450mの場所にあり、ワインに伸びやかな果実味と爽快感をもたらしています。丁寧に収穫、選果されたブドウを自然酵母のみで発酵させ、2週間ほどマセラシオン カルボニックを行った後に大樽にて熟成。亜硫酸を使用せずに瓶詰めされます。このワインには、華やかでありながら華美になり過ぎない品の良い風味があり、ふくらみのある果実味、繊細かつ長い余韻が魅了です
ル・トン・デ・スリーズ について
東ドイツ出身のアクセル・プリュファーは、大学を中退し、兵役を嫌い、キャンピングカーで旅に出ました。ラングドックの地に移住したアクセルは、ヤン・ロエル、ジャン=フランソワ・ニック、エリック・ピュフェリン(ラングロール)と出会いから、2004年に彼自身もワインを作り始めました。東ドイツから兵役を避けてフランスに渡ってきたアクセル が自らのワイナリーの名前にドイツとフランスの戦争の悲劇から生まれた歌、「ル・トン・デ・スリーズ(さくらんぼが実る頃)」と名付けたことは、平和の願う彼の態度の表れだと思います。
(イポーター資料より)