説明
サンピエール(区画名)のプレッソワー(圧搾機)という意で、石灰 (テュフォー)にシレックス粘土が重なる、サンピエールを主とした複 数区画に植わる高樹齢のシュナンブランをプレスし、228Lの木樽で 発酵・熟成しました。黄金色の外観、アプリコットジャムや黄桃、ドラ イフルーツ、ごまの香り、果実味が豊かに拡がるボリューム感とたっ ぷりのエキス、酸が溶け込んだ味わいは余韻も長く美しい逸品です。
水平式圧搾 228Lの古樽で発酵・熟成 無濾過・無清澄
無添加 トータル:10mg/L未満
ラ・グラップリについて
2011年夏、ロワール地方の中心トゥール近郊で限りなく純粋な瞳の自然派生産者ル ノー・ゲティエと出会いました。
植物学研究者であったルノーは2003年に、奥様の実家の 農場に移り家業の農場経営を継ぐことを決意しました。 近辺のAOCコトー・デュ・ロワールのエリアにはポテンシャルの高いブドウ畑が荒れ果てた状 態で放置されている状況を見て好奇心に火がつきました。
そこで2004から2005年にかけ てディジョンでブドウ栽培および醸造学を体感し習得した上で、ロワールに戻りこの地で ヴィニロンとしてのスタートを切りました。まずは放置状態であった古木の小さな区画を見 つけては所有者に交渉しに行き、一から手入れすることから始めました。全て一人で手 作業での仕事、古木は1.3mの幅で植えられている為、トラクターでの作業は楽ではな く、馬の手を借りることもしばしばありました。現在6haのビオロジック栽培のブドウ畑をたっ た一人で真剣に見つめ続けています。
情熱込めて丁寧に育てたブドウが良く熟するのを待って手摘み収穫、自生酵母のみで の自然醗酵。白はプレスの後、木樽で醗酵熟成。赤は時にはマセラシオン・カルボニック を行いつつ、基本的には樽内で醗酵熟成。シュールリー状態で熟成は最低でも12 ヶ月 間は続きます。
ルノーは樹齢100年近くにもなる古木の地ブドウ・ピノドニスをこよなく愛しています。代表 的キュヴェ「アドニス」は淡い色調からは想像出来ない凝縮した旨味が、そしてシュナンブ ランから造る白は凝縮した果実味が、土壌からのミネラルと絶妙の調和を奏でます。 収穫したブドウを地中に掘られたカーブの木樽に入れてからはほとんど手を加えることなく 自然に任せて呼吸をさせてあげます。ワインはその間自由に生き続け自然のままの豊か な旨みを醸し出します。
インポーター資料より
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