ル・カノン・ロゼ・プリムール・ノンデゴルジュマン 2006/ラ・グランド・コリーヌ

商品名 ル・カノン・ロゼ・プリムール・ノンデゴルジュマン 2006
原語表記 Le Canon rose Primeur ND 2006
ワイナリー/生産者 大岡弘武
タイプ  ロゼ微発泡
生産地域 ローヌ/フランス
ブドウ品種 ミュスカダンブール、シャルドネ
アルコール度数 12%
サイズ 750ml
 

¥4,428 税込

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説明

2006年のガス圧が強かったロゼプリムールをデゴルジュマンせずに、大岡さんのフランスのカーヴで保管しておりました。現在は澱は非常に多いものの吹き出すような心配はなく、ピリピリとした細かなガスが上がる程度です。抜栓をしてもガスの影響で澱が舞い上がる事もありません。非常に細かな澱ですので、注いだり揺らしたといった振動で液体の色合いが変化しますので、立てて保管し澱を沈めて頂くことをお勧め致します。ロゼというよりはオレンジがかった色合いに変化しており、12年という長い月日を経ていながら繊細なクリスプ感のあるガスが舌先を刺激し、熟成由来の味わいの深さだけでなく未だフレッシュさも感じさせます。凝縮感のある黄桃のような風味に加えピンクグレープフルーツのような柑橘系の風味なども混ざり、スッキリとした辛口の口当たりです。口中に広がる果実味と旨味が豊かで、ややボリューム感も感じられます。非常に澱が多いことや時間の経過で果実味が落ちるスピードがやや早いことから、グラスワインの提供よりは、1本を数人でお楽しみ頂くと黄桃のような果実感を充分に味わって頂けると思います。半分以下でワインが残った場合は、澱に近づくにつれ豆のニュアンスを感じる方もいらっしゃるかもしれませんので、澱を沈めて頂くとそのニュアンスは解消されます。

 

ラ・グランド・コリーヌについて

大岡弘武(おおおかひろたけ)さんは、明治大学理工学部を卒業後フランスへ渡り、ボルドー大学醸造学部でワイン全般を学んだ後にローヌ最大手GUIGAL社の、ジャンルイ・グリッパが所有していたサンジョセフの区画における栽培責任者を務めました。その後、北ローヌ地方を代表する自然派ワインの生産者で最高のコルナスを造ることで知られるティエリー・アルマンに師事、最後は栽培長を任されるまでになりました。師アルマンとの出会いは、大岡さんが後にワイン造りを始めるにあたって決定的と言えるもので、ブドウ栽培から醸造に至るまでのほとんど全てにおいて影響を受けたようです。醸造での人的関与を必要最低限に留める自然なワイン造りを実践するために最も大切なことは良いブドウを育てることに尽きるのですが、花崗岩に覆われた急斜面で夏は極めて暑く冬が寒いコルナスにおいては、畑仕事に費やす労力はいっそう厳しいものになります。大岡さんは、アルマンの下で働くことにより栽培や醸造に関する考え方だけではなく、厳しい労働に耐える強靭な精神力も身につけたと言えます。自分の本拠地を北ローヌと決めた理由について、畑における労働が最も厳しい土地であったから、と語っていたことが印象的です。現在の大岡さんは、アルマンから完全に独立を果たして13種類のワインを造っております。ブドウは、彼が所有する畑、借りている畑、そして信頼のおける生産者から購入したもので構成されております。栽培はビオロジックを実践しており、除草剤や化学肥料は使用しません。農薬は化学合成薬品ではなく,硫黄(ビオディナミの認証団体である「デメテール」で認可されているもの)に限定し、使用回数も極力減らしております。また、2月から3月にかけて行う遅い時期の剪定で徹底して不要な芽を取り除き、遅霜の影響を大きく受けるリスクは高まりますが、青刈りが不要となる理想的な収量制限を実現できることも栽培における特徴的なことでしょう。「少量でも構わないから良いブドウだけを育てたい」、大岡さんの畑仕事における考えです。醸造においては、その土地に育つブドウが醸し出す、純粋かつ繊細な果実味を楽しんでいただくことを目的として、野生酵母による自然な発酵とビン詰めに至るまでの全ての過程において酸化防止剤を使用しないことが特徴です。そのため、単に収量が少ないだけではなく、収穫されたブドウを更に選別して傷んでいない果実だけを使った醸造を心がけています。

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