説明
ジュヴレ・シャンベルタンとモレ・サン・ドニの間に位置するジュヌヴリエー ルとシャン・フランの AC ブルゴーニュ区画
畑面積:1.5ha 平均樹齢:40~60 年 醸造:1 年物の樽で 16 ヶ月熟成
相性料理:ジビエ、麝香の香りのある肉、リブステキ、コクのある牛乳チーズなど
★パーカーポイント 88-89点:スイートチェリーやベリー、花びらのアロマが香る。鮮やかでくっきりとしたミディアムボデ ィの味わいは快活で魅力的だ。《2024/1/19 掲載》
★バーグハウンド 86-89 点★Outstanding(傑出したワイン):フレッシュで鮮やかなアロマを持ち、様々な種類のレッド ベリーと掘り起こしたばかりの土のニュアンスが伸びやかに香り立つ。快活で繊細なミディアムボディで、このジャンル の典型的なワインと比べて、後味はやや堅牢かつシリアスで、渋みが感じられる。検討してみる価値あり。
《飲み頃:2027+|#93/2024/1/10 掲載》 他誌評価:★ヴィノス 85-87 点
クロード・デュガについて
クロード・デュガは、ジュヴレ村で 6 世代に渡り家族経営でワインを生産する歴史あるドメーヌ で、1977 年から先代モーリスが自家元詰を始め、クロード・デュガの名の下で詰め始めたのは 1991 年からです。
1993 年ヴィンテージでパーカーポイント 100 点を叩き出し、その実力を世に 知らしめました。デュガが作るワインは、生産量が極めて限られるため希少価値が高く、カルト的な人気を誇ります。 現在は長男のベルトランが中心となり、長女レティシア、次女ジャンヌと共にワインを作ってい ます。ドメーヌで最も生産量の多いジュヴレ・シャンベルタンは、15 区画の畑で採れたピノをブレンドし、ジュヴレ・シャン ベルタンのテロワールの全体像がダイナミックに感じられます。
所有地と借地を合わせて 6 ヘクタールほどの自社畑には、平均樹齢70 年、最も樹齢の古いブドウで樹齢100 年の古樹が育ちます。どのキュヴェも樽熟成以外は同様の手法 をとり、低温マセラシオンや温度管理を行わない伝統的な手法で醸造されます。
新樽比率はヴィラージュが40%で16 カ 月、プルミエクリュ以上は 100%で 18 カ月熟成しています。 デュガはテロワールを重んじ畑での仕事を重視するため、リュット・レゾネ方式の栽培手法を採用して います。土中に生息する微生物の活発な活動が葡萄に栄養を与えるとの考えから、土を押さえつけ ず、化学肥料は一切使用しません。
ワインの品質は葡萄の育て方によって変わるため、葡萄に出来る だけストレスを与えず手作業で丁寧に葡萄を育てることで、ワインの味わいにまろやかさと繊細なフィ ネスが生まれます。デュガのワインが持つ力強さと卓越したストラクチャーは、植樹密度からきています。 1 ヘクタールあたり 1 万株程の植樹密度で、痩せた土壌から養分を得るために葡萄樹は地下深くまで 根を張るため、土壌の石灰濃度が上がり、果実味が濃縮された粒の小さな実を付けます。ピノ・ノワー ルが持つエレガンス、繊細なフィネス、力強いストラクチャーを兼ね備えた卓越したグラン・ヴァンに仕 上がります。
≪ワインアドヴォケート/2024 年 1 月 19 日掲載記事より抜粋≫ 2022 ヴィンテージで再び期待を越える素晴らしいワインが誕生した。
通常より時期を早めて収穫した。収量は少 なかったものの、このドメーヌの平均的な収量と比べれば、やや多めであった。ピュアで優美な香り高いワインは、 力強く、重みがあり、多少の差はあるものの、模範的なブルゴーニュ赤と言える。
クロード・デュガでは世代交代が行われ、先代のクロードから息子のベルトランと娘のレティシア、ジャンヌへ継 承された。細部まで手の行き届いた丹念なブドウ栽培とセレクション・マサル(理想的な株の選抜作業)によって デュガ家に受け継がれてきた古樹のブドウは今も変わらないが、ワインのスタイルは僅かに進化を遂げている。
収穫時期は以前よりも早くなり、シャプタリゼーションをやめ、新樽の使用も控えめになった。しかし何よりも、フラ ンソワ・フレール社から仕入れた樽を使用して以前よりも樽香が控えめになり、従来よりも全体的に調和がとれて おり、より官能的でエレガントなワインに仕上がっている。
(画像左:ジャンヌ、右:ベルトラン 2023 年来日時)
≪バーグハウンド/#93/2024 年 1 月 10 日掲載記事より抜粋≫ ベルトラン・デュガ:「生育期は暑く乾燥していましたが、6 月下旬に雹を伴う大嵐に見舞われたため、潜在的な収量が大幅に減少しました。結果と して 2021 年より僅かに収量が増えただけです。一方、2023 年は少なくとも我々のドメーヌでは収量に恵まれた年となりました。ワインの品質には本 当に満足しています。いつもは自分に手厳しい批評をしてしまう私にしてはまれなことですが…」 デュガが 2022 年の品質に満足しているのは当然のことで、全体的に素晴らしく、グリオットも申し分ない出来栄えだ。 あまり良いニュースではないが、シャペル・シャンベルタンはリース契約終了のため、2023 年が最後のヴィンテージとなる。
■2022 ヴィンテージ情報/ジャンヌ・デュガのコメント■ 「2022 年の夏は雨があまり降らず、猛暑日が続きました。収穫は、気温 30℃の暑い中で 8 月 29 日に開始しました。発酵、熟成ともに例年通り順調に進みました。」 2022 Bourgogne Blanc
インポーター資料より
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