説明
やや深いルビー色。カシスやブラックベリーのリキュール、レーズンやカレンズ、ドライいちじくなど凝縮感のある黒系果実を主体とした香りに、紅茶や生姜、黒糖など華やかさやコクを感じさせる香りが加わります。口に含むと香りの充実したイメージに比べて冷涼感のあるミディアムタッチで、赤い果実の果汁を想わせる瑞々しさや張りのある伸びやかな酸が感じられ、軽快な印象でスムーズに流れ込みます。口中に広がる風味は黒系果実のやや充実した風味やジューシーな果実味に、紅茶のかぐわしさや生姜を想わせる風味がアクセントとなり上品で奥行きのある様子が長く留まります。若々しく豊かな果実味とコク深さ、キレのある酸や微細なタンニンがバランス良く解けるミディアムスタイルです。
ルイ・ジュリアンについて
彼のワインのほとんどは、村人たちによって消費されています。夕方に訪問して1時間も滞在すると、必ず何人かが5Lくらいのポリタンクを片手に訪れ、好みのワインを注いでいる姿を目にします。その光景は、まるでセルフのガソリンスタンドのようです。
彼はブドウの品種改良の研究者でもあり、温暖化対策として暑い気候でも対応できる品種などを開発しています。年齢は58歳、記憶力は抜群で過去の天候について尋ねると、数字を明確に交えてすらすらと答えてくれました。物静かで質問をしてもあまり多くを語ろうとはしないが、温和で誠実な人柄です。
畑は2ヶ所に分かれており、合計で24haを所有。土壌構成はマルヌーブルー(青色の石灰でとても硬質)と粘土石灰質。樹齢は平均で30~40年で,最も古いカリニャンは最低でも70年。 ブドウは混植されており、グルナッシュ、シラー、メルロ、カベルネソーヴィニヨン、カリニャン、アラモン、オーバン、クレレット、ユニブラン、ヴィラブランなどに加えて、独自に交配した品種も多数植えられている。
瓶はリサイクル瓶を使用、ラベルは再生紙。キャップはプラスチック。 セラーでの販売は5-7時のわずか2時間。大半が100Lほど購入する顧客。
インポーター資料より
レビュー
レビューはまだありません。